Jan 18, 2006

ライブドアとヒューザーと

小題二つ。

一つ目はライブドア。
昨日からライブドア子会社の株価操作の疑いで、東京地検が強制捜査に踏み切った。
証券取引法違反ということだが、それ自体は時折ある事件だ。
ただ、堀江社長がマスコミの寵児だということで、騒ぎが大きくなっているにすぎない。
もっとも、東京地検が脱法がまがいともいわれているライブドアグループの株式関係業務そのものをターゲットにして、もっと重大な違反の摘発を視野に入れいていると考えることは可能だが。

ところで、ライブドアの堀江社長を独裁者・小泉の政商というように語っていた人達は、今回の事件をどう論評するのであろうか?

検察が抑えきれない(反対派が巻き返した)というのであれば、そもそも独裁者ではない。小泉はマスコミすらコントロールしていると言っていたのに、なぜ、政府組織でずっとコントロールしやすい検察が止められないというのか。

ライブドアが実はそんなに重用されていなかったというのであれば、彼らの論評は間違っていたことになる。

どちらにせよ、見立て通りにはいっていないということだ。
彼らはどう総括するのかを注目したいところだ──もっとも、何からの“失脚”の理由をあげるだけであろうが。

堀江社長について、私は、金づるだとは思っていたし、その知名度を利用させてはもらったが、ホリエモンを自民党は重用していなかったと思っている(→05年8月30日の記事参照
プロ野球球団買収フジテレビ買収といった事件でも、政府・自民党は少なくとも積極的にライブドアを支持することはなかったのであるし。
自民党にとっては「想定の範囲内」というよりは「多少は煩わしいが、どうでもいいこと」といった程度のことではないか。

二つ目はヒューザー。
なにやらヒューザーと自民党・伊藤公介元国土庁長官が近い関係だったとか、安倍官房長官の秘書と会ったとか主として反小泉陣営からのバッシングが起こっている。
が、近い関係だったとか、官僚を紹介したなんていうことは、政治家の日常業務のうちだ。そんなことはトヨタだろうとソニーだろうと鹿島だろうとヤマト運輸だろうとしてきたことである。
今回の事件が発覚するまでは、ヒューザーは急成長中の不動産会社にすぎず、そこから献金を受けたにせよ、後援を受けたにせよ、合法な便宜をはかったにせよ、非難されるいわれはない。

問題は、議員が今回の偽装を事前に知っててなお便宜をはかろうとしたのか、あるいは隠蔽に関わろうとしたのか、そういう部分である。
針小棒大な“報道モドキ”をしていても、まるで世の中の役に立たない。

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