Jul 28, 2005
政治の季節がやってくる
人権擁護法案、今国会提出見送り…自民党(読売新聞7月24日 = YOMIURI ONLINE)という報道がなされ、人権擁護法案がとりあえず今国会では提出が見送られたようだ。
実際に、この法案の今回の提出が見送られた理由には幾つかあるはずだ。
単純には、郵政民営化法案審議により国会日程の余裕がないこと、党内抗争としての帰結、ちらつく総選挙への対応、保守系メディア・論壇からの反対キャンペーン……。
そして、「インターネット発の反対世論・キャンペーン」をそこにあげる人間も多いのではないだろうか。
実際のところ、複数あるであろう理由の中で、この「ネット発反対運動」がどの程度のウェイトを占めていたかは判断しにくい。
主要な理由であったかもしれないし、ほとんど意味はなかったのかもしれない。
本当のところは、平沼議員や古賀議員などに本音を語ってもらわねばわからないところだ。
だが、今後を展望した時に重要なのは、「ネット発反対運動」に参加した人々が、「自分たちの行動で政治は変えられる」と“認識”したということだ。
この経験を一度したということは、政治に対して行動することへの大きな動機であり、やりがいになる。
つまり、彼らは今後も政治に対して声を上げ続けるだろう。
そして、その一人一人は新たなコアとなって周囲の人間を巻き込んでいくかもしれない。その中で、また「成果」をあげれれば、巻き込まれた人が、また「やりがい」を得て……
かつての学生運動(安保闘争といいかえてもよい)は運動は大きくなれども、それで社会を変えることはできず、社会自身の支持も失っていった。モチベーションをなくした運動は消滅するしかなく、「政治の季節は終わった」。
しかし、今回の人権擁護法案反対運動がモチベーションを与えたことにより、再び政治の季節が訪れるのではないだろうか。
私はそう予想する。
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