Dec 09, 2004
戦後は終わったのか
「日本が攻撃」今年も削除 米の真珠湾犠牲者追悼布告(産経新聞12月8日)という記事によれば、12月8日(現地時間7日)の米大統領が毎年、発表している真珠湾攻撃記念日の布告文書から「日本」の国名が消えたという。
従来は「日本帝国の事前通告のない攻撃で二千四百人以上の米兵が死亡した」となっていたが、昨年から日本の国名が削除。今年は「事前通告なく」の部分もなくなったそうだ。
昨年から、という部分に、やはりイラク派遣を中心とする“対米貢献”への配慮があらわれている。外交はギブアンドテイクなのだから、こうした面でも対米同盟重視政策は評価されてもよいだろう。なにせ、日本は米国頼りの経済運営を強いられているのだから、反日感情が喚起されるような事項は一つでも減ったほうがよい。
そして、もう一つは、やはり、直接、日本と戦った人々が高齢化し、あるいは依拠し、第二次世界大戦が過去の歴史となりつつあることを感じぜすにはおれない。
「戦後」は終わろうとしているのだろう。
だが、戦争そのものを忘れてはいけない。
特に、日本ではGHQ、後に“進歩的文化人”などによりイデオロギーのための歴史解釈しかされてきていない。
必要な事は、そうした偏りなく歴史を俯瞰し、見つめなおすことだ。
それにしても、日本で第二次大戦を語る際には、軍部の横暴や失態、政府の無策などが語られることが多いのだが、真珠湾を奇襲にして敵愾心をあおり、現在に至るまで「不意打ち」と汚名を着る直接の原因となった在米大使館──外務省の致命的失態は、もっと批判されるべきだと思うのだが。
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