Mar 29, 2004

回転ドアを普及させよ

六本木ヒルズの回転扉で小学校就学直前の男児が挟まれ死亡するという痛ましい事故がおきた。これをもって回転扉の危険性がクローズアップされ、回転扉を使うなという声まであがっているが、これはヒステリックにすぎる。
回転扉は古い歴史をもつ。その中で死亡事故は何件あったのだろうか。 確かに自動回転扉は歴史が浅い。だが、危険だ、死亡事故がおきたから廃止では短絡にすぎる。 通常の自動扉でも身体を挟まれたり、逆に激突する事故はある。 普通の手動扉でも指を切断するような事故は年に何件もおきている。 あるいは、重い手動扉に挟まれて死亡する事故もあった。 そのときには、それらの扉を廃止せよという論議になっただろうか?

今回、森ビル側は巻き込まれ事故防止のためにロープを張っていた。男児はそれをくぐるか回り込むかしたらしい。事故防止に十分な措置だったとはいえないが、それでも、男児の行動に過失は認められるだろう。男児に判断能力が(年齢的な問題で)不足しているというのなら、やはり、親が注意すべきだった。

回転扉には様々な効用もある。意匠的なものだけでなく、例えば二重式自動扉などより省エネ効果は大きい。 これに関していうならば地球温暖化を招く炭酸ガス排出を抑制するために役立っているということになる。こうした細かい節約のつみ合わせが最終的には大きな効果になるのは周知の通りだ。そうした視点にたてば、回転扉は全人類の生存に貢献しているともいえる。そうした多用な見方が、“回転扉バッシング”には見られない。

森ビル、そして販売・製造元である三和シャッターと子会社の安全管理には落ち度があったのは確かである。甘い。
しかし、男児の行動にも過失はあった。
そして、死亡事故があったから回転扉は危険で廃止すべきだというのは、あまりに短絡的であり、木を見て森をみない論であろう。

Posted at 09:43 in 社会 | WriteBacks ()
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