Sep 21, 2006
安倍新総裁誕生へ
自民党総裁選が開票され、安倍氏が大差をつけて新総裁に選任された。
マスコミの事前予想通りで、かつては大平、あるいは前回の小泉と事前予想を覆された苦い記憶がある彼らはほっと胸をなでおろしているところだろう。
で、むしろ注目になっていたのは二位争い。
制したのは麻生氏で133票、三位は谷垣氏で102票。
麻生氏は二位争いを制してポスト安倍に大きく地歩を築いた一方、谷垣氏も100票を超えて面目をたもち、ポスト安倍に態勢を残した。
というのが一般的な評価だろう。
だが、よく見ると面白いのは、票の割合。
麻生氏は議員票69票、党員・党友票67票。谷垣氏は議員票66票、党員・党友票36票となっているのだ。
麻生氏と谷垣氏はほぼ議員票がかわらないのに、地方票でかなりの差をつけられている。
谷垣氏は、反安倍・親中のスタンスを明確に示したのが、反安倍票をとりこんだといわれているが、議員票に比べると地方票が少ない。
ということは、自民党議員の中には、まだ一定の「谷垣的立場」の人間が残っているのに対し、自民党支持層からは、そうした立場は指示を失ってきているということではないだろうか?
もちろん、政策だけでそう票数は決まるものではないが、すでに党員・党友票を議員が完全にコントロールすることは不可能になっているから、そういう傾向は出ていると思う。
支持層から支持されない、ということになれば、自民党におけるそうした勢力は、今後、発言力を低下させていくことになるではないかと期待するのだが。
ところで、マスコミは、やたらに味方が多すぎて安倍新総裁は大変だ、という書き立て方をしている。だが、もし辛勝であったなら、反派が多くて大変だ、という書き方をするのだろう。
ためにするような具にもつかない記事は、もううんざりなのだが。
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