Aug 29, 2005

結局、投票はどうすべきか?

ついに公示前日まできた。 そろそろ自民党バッシングもはじまっているが、今回は高い支持率のためか、婉曲的な手法が多いようである。また、自民党有利という過度な報道もマイナスのアナウンス効果に繋がる可能性が高い(小選挙区制導入以後はマイナスばかりが働いている筈)から、これも婉曲的なバッシングの一種かもしれない。
ともあれ、今度の総選挙、投票はどうすべきかを考えていこう。

まず、小泉がいうように、郵政選挙としてとらえるのであれば、郵政賛成派である自民党か公明党に投票するしかない。
民主党は今になって郵便貯金・簡保の民営化・廃止がありえつと岡田代表が発言したそうだが(→産経新聞8月28日=共同電)、郵貯を縮小したあげくの民営化や郵貯の廃止では、郵便事業は赤字事業になる可能性が高く、多くのリストラを余儀なくされ、また、税金の投入も必要となるだろう。選挙では、「郵政法案 自公は賛成一色、民主反対一色 立候補予定者」(朝日新聞8月28日 = asahi.com)でありながら、将来は民営化もなどというのは筋が通らない。
いかにも郵政問題で劣勢たたされたことからくるその場しのぎの感が否めないところだ。

内政という意味であれば、年金・税金問題がクローズアップされるだろう。
だが、マニュフェストをみる限り(非現実的な案はともかく)たいして違いはない。
結局のところ、大して具体性のない歳出削減と、ぼやかしている増税によるしかないということになるからだ。
ただ、郵政民営化を含めて「小さな政府」という前面にうちだしている分、自民党はわかりやすく方向性を示している。自民党から指摘されている通り、黒字事業の公務員を抱えながらでは小さな政府を目指すと民主とがいうには無理があろう。

内政のもう一つの大きな課題、教育につていは、自民党がダントツというしかないだろう。
「愛国心をもたせる教育」を公明党と対決しながらも、なんとか実現しようとしているのはマニュフェストによらずとも報道されている通りだからだ。

そして、外交でいえば、民主党は論外というしかない。
「中韓に媚る外交」を明記しているかのような民主党マニュフェスト、「日米同盟基軸」をはっきりと打ち出している自民党マニュフェスト。
そして、マニュフェストにこそのせられなかったものの、各党首の中で「靖国神社参拝賛成」なのは小泉総裁だけなのである。

はっきりいって、自民党の政策には不満がある。
既得権益重視、利益誘導重視であるし、上記で評価した点を含めて、物足りない部分(郵政民営化法案の中身、靖国神社への終戦記念日の参拝見送り、拉致問題に対する姿勢など)は多い。
だが、度合いは足りないにしても、ベクトルとして一番、まっとうな方向を指しているのは、自民党だと言わざるをえないだろう。
例えば、他の政党が政権をとれば、靖国神社参拝など全くありえなくなる。しかし、自民党なら、まだしも可能性が広がる、というようにだ。

各政党を見回したときに最も「右」に位置するのは自民党だ。
しかし、私などからしてみると、もっと「右」がほしい。国民新党などはそういった点をもっとついていけば、第三党になれるくらいのチャンスはあったと思うのだが……。

以上は党に対する分析だったが、個々の選挙区で個人別に見た時はまた別の観点がある。それまでを否定するつもりはないことをお断りしておく。

いずれにせよ、今度の選挙は、是非、投票にいってもらいたい。 そして、「批判票」ではなく「支持票」を入れてほしい。今回の選挙は、日本の今後を大きく左右する選挙である。それこそ、10年の空白を生み出した宮沢内閣の「政治改革解散」や、55年体制の確立につながる吉田内閣の「バカヤロー解散」、鳩山内閣の「天の声解散」に匹敵するようなものになるかもしれないから、確固とした意思を示してほしいと私は考えるのである。
もし、どうしても支持できる政党がないのであれば、「白票」でいいのではないだろうか。公職選挙法では「有効投票の総数の6分の1以上の得票」がなければ当選できないから、白票を投じることは、立派な意思表示の一つになりうるのだから。

Posted at 14:25 in 政治 | WriteBacks ()
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