Aug 11, 2005

らいおんはーと ~ 小泉総理のメッセージ

一時話題になったものの、最近はすっかり忘れられた感のある小泉内閣メールマガジン。
そこに解散をうけての小泉総理のメッセージが記載されていたので、引用してみたい。

● 郵政解散

 小泉純一郎です。

 8月8日、衆議院を解散いたしました。小泉内閣の「改革の本丸」と位置づけてきた郵政民営化法案が参議院本会議で否決され、廃案となりましたが、私は本当に国民の皆さんがこの郵政民営化は必要ないと思っているのか、直接聞いてみなければならないと思い、衆議院を解散しました。

 いわば、今回の解散は「郵政解散」です。郵政民営化に賛成してくれるのか、反対なのか、これをはっきりと国民の皆さんに問いたいと思います。

 今まで、すべての政党が郵政民営化に反対してきました。なぜ「民間にできることは民間に」と言いながら、この郵政三事業だけは民営化してはならないと言うのか?私はこれが不思議でなりません。

 郵便局の仕事は本当に公務員でなければできないのか?役人でなければできないのか?私はそうは思いません。「大事な仕事だから公務員でなければだめだ。」と言う人がいますが、それこそまさに官尊民卑の思想です。それは民間人に失礼だと思います。

 郵便局の仕事は民間の経営者に任せても十分できる、むしろ、民間人によってこの郵便局のサービスを提供していただければ、今よりももっと多様なサービスが展開できる、国民の利便性を向上させる。民間の経営者は、国がこういう商品を出しなさい、こういうサービスをやりなさいと義務づけなくても、国民に必要な商品やサービスを展開してくれると思います。

 私は、「この郵政民営化よりももっと大事なことがある。」と言う人がたくさんいることも知っています。しかし、この郵政事業を民営化できないでどんな大改革ができるというんでしょうか。私は、前々からこう言っているんです。「行財政改革をせよといいながら郵政民営化に反対することは、『手足をしばって泳げ』と言うようなものだ。」と。

 本当に行政改革、財政改革をやるんだったら、郵政民営化の実現なしには進められません。郵政三事業には約38万人の公務員が携わっている。私は、これを民間人に開放するべきだと言っているんです。私は、郵便局は国民の資産だと思っています。過疎地の郵便局もなくなりません。今の郵政三事業のサービスは、民間人に任せても、地方においても、過疎地においても維持される、十分にできます、ということを言っているんです。

 約400年前、ガリレオ・ガリレイは、天動説の中で地球は動くという地動説を発表して、有罪判決を受けました。そのとき、ガリレオは、「それでも地球は動く。」と言ったそうです。

 今、国会では「郵政民営化は必要ない。」という結論を出しました。「それでも郵政民営化は必要だ。」と私は思います。私はもう一度国民の皆さんに聞いてみたいと思います。本当に郵便局の仕事は公務員でなければできないのか、民間人でやってはいけないのかと。

 そして、郵政民営化についての国民の皆さんの支持を得て、衆議院で過半数の勢力を得ることができれば、参議院の反対した皆さんも協力してくれると思います。選挙終了後国会を開いて、郵政民営化の法案を成立させるように努力していきたいと思います。

基本的には、解散直後の演説をベースにしたもののようだ。
小泉自民党は、郵政民営化を総選挙の主題にすえることで、小泉自民党・公明党を「改革派」、反小泉自民党と民主党を「守旧派」としてラベリングすることが狙いだ。
最近、選挙動向を左右するとされている“都市部無党派層”が、おそらくは最も望んでいるであろう「保守系改革政党」として自民党を演出しようということだろう。

この狙いは悪くない。
だが、それを成功させるには、この「郵政解散」のインパクト(余韻)を選挙日まで引っ張り続けられるかかどうかが問題になってくる。
かつての「ハプニング解散」では、自民党が政権を失うことになれば元も子もなくなるということで、結局は、大平内閣不信任案採決の欠席議員を公認したが、そうした“腰砕け”をみせれば、この戦略は失敗に終わる。目先の政権は守れるかもしれないが、小泉首相はレームダックとなる。
まずは小泉“総裁”が突っ張りきれるかどうかに注視したい。

Posted at 10:31 in 政治 | WriteBacks ()
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