May 13, 2005
頑張れ、呉市海事歴史科学館
戦艦大和の展示、見直しを 「戦争美化」と市民団体(京都新聞5月11日=京都新聞電子版)という記事が共同通信より配信されている。
大和の1/10模型などを目玉とする呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)に市民団「ピースリンク広島・呉・岩国」(世話人・湯浅一郎氏ら)が、“軍事技術中心の展示は「戦争を美化する危険性がある」”として展示内容の見直しを求めたという。
広島は左翼団体の力が強いので、こうしたことがあるのではないかと思っていたが、案の定であった。
しかし、軍事技術中心の展示のなにがいけないのか。
海外を見回しても、軍事技術中心の展示は当たり前であるし、かつて日本人がこうしたものを作り上げたのだというものを展示するのには歴史的意義もある。
戦艦・大和は世界最大の戦艦として後世に語り継がれるものであるし、零戦は初期において亜細亜・太平洋上空を制圧し、有色人には優秀な航空機などつくれないという偏見を吹き飛ばした機体である。その技術は日本人が後世に、世界に誇っていいことだ。
それに「戦争を美化する“危険性”がある」というのであれば、この市民団体の申し入れには「言論の自由を抑圧する“危険性”がある」という言葉をお返ししよう。
こんなあいまいな言葉で“圧力”をかけるほうが間違いだ。
呉市海事歴史科学館には、不当な圧力に負けず、本来の姿を貫いてほしい。
それにしても、そんなに「軍事技術」の展示がいけないというのであれば、当時の最先端の技術が用いられた軍事拠点である城郭や、たたら製鉄という特殊技術を用いた日本刀、槍といったもの、そして甲冑の展示も「戦争を美化する危険性がある」のではないだろうか。
ただ、寡聞にして、この団体が姫路城や各地の美術館に「戦争美化の危険性がある」と抗議したという話は聞いたことがない。
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