Jan 25, 2005

民主主義を破壊する民主党

開幕した通常国会で、いきなり首相答弁めぐり民主・社民が一時退席…国会代表質問(読売新聞1月24日=goo news)ということで、代表質問した岡田民主党代表が、小泉首相の答弁を不満として、民主党議員ともども退席。社民党もこれに同調したという(共産党は残った)。
岡田氏は「混乱はひとえに小泉首相に責任がある。首相答弁は議会制民主主義の根幹をゆるがすものだ」と主張しているが、真逆であろう。
小泉首相の答弁が不満・不足だとするのはよい。しかし、それに対して、“実力行使”を行い、議論を拒否する姿勢こそ、議会制民主主義の根幹をゆるがしている。
矮小な例えをすれば「あいつの答えが気に食わないから、ぶん殴る」というのとかわらない。
代表質問 対立より協議の芽育てよ(産経新聞1月25日社説=SankeiWeb)にもあるように「答弁内容を不満として質問をボイコットしては議会制民主主義は成り立たない。審議を通じ、よりよき政策の実現を図ることが政党人の責務」だ。
そもそも、そういった答弁しか引き出せない民主党にも問題がある。
独自調査した資料を提示し、鋭く矛盾点を指摘し、小泉首相を答弁せざる状況に追い込めないのだから。
そして、それでも小泉首相が答弁しないのであれば、審判は国民が下すだろう。

と、表面的な現象だけ追ってみたが、現実は多少異なる。
今回の戦術の“発案者”は小沢一郎氏らしい。実際、一斉の綺麗な退場、社民党の即時の同調を見れば、事前に根回しされていたと考えるのが自然だ。
つまるところ、民主党が100%望む様な答弁をしない限り、一斉退席するというのは決められたシナリオだったといえよう。
はじめに実力行使ありき、という代表質問は、民主主義を破壊する行為でしかない。

Posted at 09:37 in 政治 | WriteBacks ()
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