Nov 08, 2004
戦闘地域神学論争
自衛隊のイラク派遣延長を巡って、論議が活発になってきた。
撤収派は、自衛隊が派遣されているサマワ近郊について、戦闘地域となったから撤退させるべきだとし、その有力な証拠として自衛隊駐屯地にロケット弾が打ち込まれたことをあげている。
しかし、たかだがロケット弾(あるいは迫撃弾)が数発うちこまれたくらいで、戦闘地域だというのは無理がある。
例えば、つい先日、自衛隊の観閲式会場を狙って金属弾がうちこまれるという事件があったが、つまり、埼玉県も戦闘地域だということになるのだろうか? あるいは、何年か前、防衛庁を狙って六本木の交差点に金属弾(当時はロケット弾として報道されていたが、実際には迫撃弾というのが正しいだろう)が落下したこともあったが、六本木が戦闘地域だということになるのだろうか?
物事ははっきりさせたほうがいい。
撤退論者は「戦闘地域だから撤退させるべきと主張している」のではなく、「撤退させたいから戦闘地域と主張している」にすぎない。
だから、論戦が「戦闘地域が否か」などという不毛な神学論争になってしまうのである。
論ずべきは「自衛隊派遣を継続/撤退のどちらが、日本のためになるのか」ということだろう。
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