Aug 25, 2004
1億円献金問題
橋本元首相は2001年7月、東京都内の料亭で日本医科歯科会・会長臼田貞夫氏、常務理事・内田裕丈と会食、臼田被告から1億円の小切手を受領。野中元幹事長、青木参院幹事長も同席していたという事件が問題になっている。
このような会合自体は、政治の世界では珍しいことではない。
1億くらいの裏献金は簡単にもらえなくては、いくらお飾りといわれても派閥の領袖などやっていけないのだから。
問題は、誰がリークしたかということになる。
一般に、こうした事件をリークすることは、政治家はしない。
野党も含めて、有力議員はこうした闇献金などは当たり前のことだ。スネに1つも傷がないなどということはありえないため、恨みをかって暴露合戦になっては元も子もないからだ。
では、誰が?
今回は、日歯会の勢力争いからリークされたのではないかと私は見ている。
2003年の会長選挙では、かなりの“選挙資金”が投入されたということも報道されており、その激しさがうかがえるからだ。
臼田派の追い落としということである。
とはいえ、結局、得をしたのは小泉総理ということになるだろう。
自民党の支持率は減らしたものの、これで、旧橋本派の派閥人事を拒否する大儀名分を得た。また、この逆風の中では、橋本派も解散・総選挙を求めるような戦略はとれない。となれば、小泉退陣を実現するための戦術を一つ失ったことになる。
小泉が総理総裁を任期一杯務める可能性は、また、高くなったといえよう。
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