Mar 23, 2004

押井守は駄作監督

押井守が監督したイノセンスが劇場公開されている。ハリウッドで評価されたなどとマスコミ評判は高い。しかし、あえていってしまえば、映画としては駄作である。

確かにその映像は素晴らしい。しかし、物語としては退屈だ。辛うじてバドーという士郎正宗(原作)のキャラクター性で話がもっているといってもいいだろう。
過去を振り返ってみても、押井は映画として面白いものをあまり作り上げていない。パトレイバー THE MOVIE(1989)、うる星やつら ビューティフル・ドリーマー(1984)、GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995)などで名声を博しているが、いずれも原作つきである。興行的にもパトレイバー以外は失敗といってよい。 また、完全オリジナルでは、天使のたまご(1985)で失笑をかっている。紅い眼鏡(1987)、ケルベロス 地獄の番犬(1991)などは一部で熱狂的な支持を得ているが、これもあくまで一部にすぎない。

思うに、彼の才能は映像作家であり、アレンジャーでありという部分に最も発揮されるのだろう。だから、彼のオリジナル度が増す(それも映像を駆使できるアニメではより顕著に)と映画としては駄作になる。原作の縛りがきつければ、その枠内で最大限に面白いものをつくってみせる。
今後、押井を“映画”監督として起用するのであれば、原作と指導力を発揮できる総監督を置いて、その枠内で仕事をさせるべきだ。そうすれば、映像と物語が両立した、素晴らしい作品を送り出してくれるだろう。

Posted at 12:15 in otaku | WriteBacks ()
Edit this entry...

wikieditish message: Ready to edit a entry.