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Jan 31, 2005

命をかけた一票

イラクで暫定国民議会選挙が実施された。
選挙中止をもくろむテロが激化し、延期すべきとの声も流れていたが、米とイラク暫定政府は選挙を強行。
その結果、厳戒下イラク選挙、テロ犠牲35人…推定投票率60%(読売新聞1月31日=YOMIURI ON LINE)という事前の予想を上回る投票率が推定されている。
この数字は、全く平和な日本の総選挙(2003年)の小選挙区選59.86%、比例選59.81%とほぼ匹敵する。
体制側発表であることを割り引いて、下方修正されるとしても、2003年東京都知事選44.94%に比べれば十分な数字となるだろう。

それにしても、今まで散々伝えられていた「現地の様子」とは丸で正反対の結果がでているようだ。
米主導の多国籍軍が必ずしも受け入れられておらず、貧困などの問題もあるのは確かである。米の誤爆・誤射やテロによる犠牲もある。
しかし、フセインという独裁者が取り除かれ、虐げられていた多数派の人々が自由を獲得したことを喜んでいるという事実も厳然として存在するのだ。 やはり報道は多角的に行うべきであり、ディスインフォメーションやミスリードを行うようなものは報道とはいえまい。

今回の選挙の遂行は、米・イラク暫定政府にとっては“勝利”といえる。
だが、この“勝利”を呼び込んだのは、米やイラク暫定政府の力だけでなく、実際に足を運んだ有権者の力でもある。
命かけ1票、イラク各地で国民の希望の証し(読売新聞1月31日=YOMIURI ON LINE)などにもあるように、テロによる危険を承知の上で、投票所に足を運んだのだ。
その勇気と国を思う心に敬意を表したい。

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