Nov 02, 2004

三度、日本人人質事件(続々)

今度の日本人人質事件は、遺体が発見されるという残念な結末に終わった。
もとより、殺す気であったと見るべきで、フィリピンのように“即時全面降伏”でもしない限り、生還の可能性は薄かっただろう。
事件そのものは政治問題化することなく終わりそうであり、対テロの基本姿勢、自己責任という考えが、日本でも浸透しているといえる。

だが、一方で、あまりに冷ややかで“怒り”が見えてこない。
例えば、読売新聞11月2日の報道によれば、駐日イラク大使は「イラク人はこの残虐な行為を許しておらず、私は両国の友好に悪影響を及ぼさないよう努力する」「大きな衝撃を受け、非常に憤りを感じている。一般のイラク人は、戦後、急速に復興した日本にあこがれの目を向けており、日本に敵意などないことを理解してほしい」と語ったという。
この大使のコメントの方が、むしろ日本人より“怒り”を感じる。かのグループはイラク人に対してもテロを行うような集団であり、暦とした犯罪集団でもあるのだ。
自衛隊派遣の是非について論があってもいいが、自分の主張を暴力で、それも、直接は無関係な者を拉致殺害するなどということは許されてなるものではない。
同胞が無惨に殺害されたという事実に、日本人はもっと怒りを感じていいいのではないだろうか。

なお、今回、陸上自衛隊第一空挺団(の一部)がイラクへの派遣準備を進めていたという情報もある。人質奪回のために自衛隊が武力行使を行った場合、世論はどう反応したのだろうか……。

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