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May 24, 2004

首相再訪朝

小泉首相が再訪朝し、拉致家族を奪回。しかしながら、当初言われた8人ではなく5人にとどまり、また、(人道)援助と引き換えということで、家族会をはじめ、強い批判の声もあがっている。
今回の訪朝、やはり家族を奪回した成果は評価されるべきである(曽我さんの夫=ジェンキンス氏の場合、米軍の訴追を恐れて本人が固辞したということだから、外交的には8人全員の奪回が可能であったということになる)。
ただ、それに“見返り”が伴った点、あるいは、他の行方不明拉致者において具体的な進展がなかったという点が問題になっている。
今回の訪朝のメリットとデメリット、どちらに天秤が傾くと判断すべきかは難しい。特に外交交渉は、後で明らかになることも多いし、交渉内容が「人間」という「タイムリミットのあるもの」だからなおさらだ。

ただ、いえることは、今回はあまりに「前評判」が煽られすぎた。
当初から、家族8人の奪回確定、さらにそれにプラスアルファがあるような報道が続いた。
リーク元が誰なのかは知らないが、これでは、足元を見透かされ、交渉には不利に働く可能性が高い。
また、それゆえに実際の“成果”に対しての“失望”が大きくなったともいえる。

毎回、サミットの内容が事前に漏れるのは日本からが多いと指摘されたこともあるし、この国の政治家・官僚・マスコミは「交渉」というものが、どういうものなのか、もう一度考え直したほうがよいのではないだろうか?

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