Apr 12, 2004

拉致事件の奇妙さ

今回の事件で色々と奇妙な点がでてきている。 中には自作自演説というのも流布されいる。 私は今までその立場はとっていなかった。 確かに拉致されたメンバーは自衛隊撤退を要求しているし、高遠氏は左翼団体である労働者社会主義同盟のHPにも寄稿している(余談だが、この同盟の綱領は革命、人民の搾取など今時珍しいくらいの正統派社会主義革命の綱領である。まあ、親中共派の日本労働者党と建党同盟の統合により結成されたもので、前者は日共左派系親中派で日共から除名されたグループで結成されたもの。後者は労働党の分派「労働者社会主義研究会」と山川暁夫、いいだもも、生田あい達が合流した「共産主義者の建党協議会(建党協)」から、さらに山川や労社研が分裂して結成されたもの。だから、ある意味当然の綱領か)。 だが、イラクへいっている報道以外の民間人(NPO、ボランティアなど)の多くは反自衛隊、左翼思想であるから、ソフトターゲットとして民間人を狙えば、そうした主張の持ち主になることは、確率的にもおかしくない。

また、イスラム暦でなく西暦を使用していること、宗教的修辞が少ない、イラクでは高価なスニーカーの着用、CD-Rなどパソコンの使用など、従来のイラクのイスラム過激派との違いを指摘する声もあった。しかし、これも国外から入りこんだ、イスラム原理主義というよりもイスラム系反米組織だと思えば、つじつまは会う。

が、こんな情報がでてきた。

「人質となった北海道千歳市のボランティア高遠菜穂子さん(34)との間に接点があった可能性が浮上した」(中日新聞4月11日)

「サラヤ・アル・ムジャヒディン(戦士旅団)」の声明文全文(産経新聞4月11日)の文中より。
「広島、長崎に原爆で大量殺戮(さつりく)を行った米国は、同じことを、いや、国際的に禁じられている爆弾によってより残虐な形で、抵抗しているファルージャに対して行っていると言っている日本の街の声にわれわれは耳を傾けた。」

後者のような論法は従来のイスラムでは見られない。というよりも、日本の原水禁とか反米左翼運動の引き写しのようなものである。
前者については言わずもがなだ。

実際に解放になっていない段階であり、また、新たな解放条件が提示されたという情報もあるなど、錯綜しており、断定はできないところだ。が、私の中で疑念がわきあがっているのは確かである。

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