Feb 17, 2005
Nifty-Serveの終焉
パソコン通信大手のうち唯一残っていたNiftey-Serveが、ついに2006年3月末日をもってその幕を下ろすことを決定した。
パソコン通信とは、現在のインターネットとは全く異なるもので、基本的にコマンドラインベースのテキストオンリー(Telnetと近い感覚だ)によるサービスで、また、事業者間の接続は原則としてないという代物だ。
87年4月からサービスを開始したNiftyは、先行するPC-VAN、ASCII-NETに追いつき、やがてはASCIIを抜いて、PC-VANと二強時代を形成した。
そして、かつては会員百万人を誇ったのだが、現在は二万人程度だという。
私はいわゆる黎明期からパソコン通信を行っていた人間で、音響カプラによる通信からはじめた世代だ。1200bpsのモデムが高速モデムとうたわれ、漢字がでない端末がまだ多く存在することからカナ(ANK)派と漢字派の対立があったり、定額通信サービスがないことからNTT(みかか)破産と呼ばれる電話代パンクなど、懐かしいTOPICSがいくらでも出てくる。
一方、現在に繋がる事件も多々あった。
いわゆる「荒らし」、なりすまし、多重ハンドル、詐欺事件、プライバシー問題、Lharc(現在のLhaの原形)の登場、顔文字の発展~アスキーアート、ネット結婚……etc。
ノスタルジーにひたるのはともかく、パソコン通信が市場として再び立ち上がることはあるまい。
だが、登録された、比較的身元がはっきりしている人だけが参加できるネットワークで、他ネットワークとの接続がなく、かつ、そのネットワーク内で、複数のコミュニティが存在しているサービス──と書くと、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)と酷似しているとはいえないだろうか。
SNSはパソコン通信の後継者なのかもしれない。
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