Aug 31, 2004

政治家は金持ち?

 橋本派の闇献金は、相変わらずニュースになっている。
 こうした時、どうも誤解があるようだが、政治家は私腹を肥やすために闇献金を受けているのではない(皆無だとは言わないが)。
 全ては選挙資金のためである。
 というと、反論があるかもしれない。
 資産公開などされると、政治家は金持ちではないかと。
 だが、これは因果関係が逆なのである。
 政治家だから金持ちになるわけではなく、金持ちでないと政治家にはなれないのだ。
 この仕組みを早く変えない限り、自民党型派閥も闇献金もはなくならないし、二世・三世の政治家が減ることもないだろう。

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Aug 30, 2004

五輪閉幕

 このところの話題を独占していた五輪が閉幕した。
 最後に室伏が繰り上げ金メダルとなり、金メダルの数が16個で東京オリンピックと一緒、総メダル数は史上最多となった。
 これは金メダル獲得数で5位、総メダル数で6位という堂々たる成績だ。
 いわゆる先進諸国に加え、北京に向けて国をあげての強化を行っている中国に次ぐ、あるいは伍する成績をあげている。
 参加したのは202カ国・地域。上位3%に日本は入っているということになるのだ。
 日本は、日本人自身が思っているより、ずっとスポーツに強い(たとえ、今回のメダルが柔道に頼っているということを割り引いても)。
 世界的にもスポーツ大国といえるだろう。
 もちろん、米露中というスポーツ“超”大国はいるにせよ、今後は、日本人自身が、そういう自覚をもってスポーツを扱っていくべきだろう。
 例えば、スポーツ選手の商業活動や、他国へのスポーツ指導などについて考える時などにおいても。

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Aug 25, 2004

1億円献金問題

 橋本元首相は2001年7月、東京都内の料亭で日本医科歯科会・会長臼田貞夫氏、常務理事・内田裕丈と会食、臼田被告から1億円の小切手を受領。野中元幹事長、青木参院幹事長も同席していたという事件が問題になっている。
 このような会合自体は、政治の世界では珍しいことではない。
 1億くらいの裏献金は簡単にもらえなくては、いくらお飾りといわれても派閥の領袖などやっていけないのだから。

 問題は、誰がリークしたかということになる。
 一般に、こうした事件をリークすることは、政治家はしない。
 野党も含めて、有力議員はこうした闇献金などは当たり前のことだ。スネに1つも傷がないなどということはありえないため、恨みをかって暴露合戦になっては元も子もないからだ。

 では、誰が?
 今回は、日歯会の勢力争いからリークされたのではないかと私は見ている。
 2003年の会長選挙では、かなりの“選挙資金”が投入されたということも報道されており、その激しさがうかがえるからだ。
 臼田派の追い落としということである。

 とはいえ、結局、得をしたのは小泉総理ということになるだろう。
 自民党の支持率は減らしたものの、これで、旧橋本派の派閥人事を拒否する大儀名分を得た。また、この逆風の中では、橋本派も解散・総選挙を求めるような戦略はとれない。となれば、小泉退陣を実現するための戦術を一つ失ったことになる。

小泉が総理総裁を任期一杯務める可能性は、また、高くなったといえよう。

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Aug 24, 2004

なぜヲタク市場は盛り上がったか・試論

 近年のヲタク文化の盛り上がりと、市場としての拡大が一般的にも注目されているところだ。
 これが、バブル崩壊という局面において制作費が安いことや、安いホビーであるといったこと、あるいは“第一次アニメ・コミック世代”が企業TOPにまで達し、社会がアニメ・コミックを容認する風潮になったことなど、いくつかの要素はあげられよう。
 しかし、そういったポイントとは別に私が注目しているのは「対象層への競合市場のなさ」である。

 バブル期から、日本のマーケティング戦略は「若い人にうける」、もっといえば「若い女性にうける」ことをメインストリームとしてきていた。
 若い世代は、可処分所得を多くもっており、また、若い女性を引き寄せれば、それを目当てに男性は集まってくる、というわけだ。
 これはこれで間違っていない。この手法で多くのヒットが生まれている。
 だが、猫も杓子もそればかりとなってしまうと、どうだろう。マーケティングの対象とならない層が必ず出てくる筈だ。
 その代表格が、青年層(少年層から脱し、ファミリー層になるまでの間)を中心にした“ファッションなどには格別の興味をもたないグループ”なのではないか。
 流行のファッションを追いかけたり、女性に対してマメにアプローチをかけるようでないグループだ。
 そして、世代としては「若者」であるから、可処分所得が多いことにはかわりない。
 “ヲタク市場”はまさに、こうした層を狙っている。
 彼らにとっては、数少ない「自分達を対象にしたマーケット」であり、競合するような強力なマーケットが他にほとんど存在しない。
 このことが、彼らをヲタク市場に向けさせ、また、ヲタク市場を隆盛に導いた一因ではないだろうか。

Posted at 09:37 in otaku | WriteBacks () | Edit

Aug 23, 2004

一生懸命

なにか世間はオリンピック一色。
かくいう私もオリンピックから目が離せないところだが、やはり、日本人選手の活躍が著しいためだろう。
バブルの頃から、「一生懸命が格好悪い」というような風潮が蔓延している。
しかし、勝っても負けても涙が流れるような、人生をある種目に捧げてきた選手たちの姿を見ても、そう思えるだろうか?
それを見て感動があるからこそ、あれだけの視聴率をあげているのではないか?

表層的な偽悪に流れることなく物事を見れば、“努力”の価値を誰もが思い出してくれるだろう。

Posted at 10:20 in daiary | WriteBacks () | Edit

Aug 18, 2004

JavaScriptsによるTB受付

 結局、「リファラを送信してきたTrackBackの拒否及びMozilla/で始まるUser Agent名を送信してきたTrackBackを拒否しない」という設定に戻しました。
 私はカスタマイズ部分を組み込みなおすのが面倒なので、直接、コードをコメントアウトしましたが、現在のスタートキットで(Ver1.1)ではconfigで設定でき、また、デフォルトでOFFになっているので問題ないでしょう。
 脆弱性を承知の上で戻したのは、現在のところISWEBからのTrackBack送信ではフレーバー+Javascripts以上のものがみつからないこと、情報元サイト(blog.bulknews.net)で悪用コードの公開が中止されため、危険度が当面は低下したと判断したためです。

 Javascriptsによるトラックバック送信の全面拒否は、現在の日本の無料CGIサーバの状況からすると、やりすぎのような気がします。
 むしろ、同一Ping URIからのTBは、1エントリに1回しか受け取らないとかいう方向で対応してみてはどうだろうか。

Posted at 22:56 in blosxom | WriteBacks () | Edit

Aug 17, 2004

オリンピック

 アテネでオリンピックが開幕した。
 各国代表が全力で競技を行う中、日本選手団も活躍を見せており、連日、ニュースを賑わせている。
 日本人が健全な愛国心をもちつづけていることの発露だ。

 さて、オリンピックといえば、聖火リレーである。
 この聖火リレーを発案・実行したのが、アドルフ・ヒトラーだというのは、あまり広くは知られていない事実である。
 “ナチス”の行為を「軍国主義」「ファシズム」として、なんでも“悪”として罵るような諸勢力は、これをなんと評価しているのだろうか?
 もし、これを例外的に「よいことだった」とするならば、聖火リレーもベルリンオリンピックの権威付けという「軍国主義」「ファシズム」による国威発揚の発案だったのだから、ナチスの他の行為も、その動機とは切り離して一つずつ是々非々で判断すべきであろう。
 そして、同じことは、戦中・戦前の日本の行為に対してもいえる筈だ。

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Aug 10, 2004

美浜原発事故は原発事故ではない

美浜原発で、二次冷却水のパイプが破損。高温の蒸気が噴出し、4人が死亡、2人重体、5人が負傷という大事故がおきた。

この事故について、はっきりさせておきたいのは、「原発という場所」でおきた事故ではなるが、一般的な意味での「原発事故」とは言い難いということだ。 というのも、一般には「原発事故」=「原子炉事故」というような扱いをされているからである。
今回の事故である二次冷却水とは放射能を帯びていない。(原子炉で加熱されて放射能を帯びている)一次冷却水によって、過熱されて蒸気でタービンを回すために存在するものである。
こうしたタービンを回すための“熱湯サイクル”は一般の火力発電所でも存在する。つまり、今回の事故は原発でなくても理論上、起こりうる事故なのだ。
つまり、原子炉事故でもなく原発特有の事故でもない、今回の事故は「原発事故」というよりも「原発という場所での事故」として理解すべきなのである。

もちろん、「原子力発電サイクルでの事故」という意味で「原発事故」という表現が間違っているわけではない。
が、一部マスコミでは冷却水の一次・二次の区別をつけないような報道や、「JCO東海事業所の臨界事故で2人が死亡して以来」などという表現をしている。
また、野党は、「国内の原発史上で最多の死傷者を出す深刻な事態であり、関電と政府の安全対策が厳しく問われる」(共産党)、「原子力安全・保安院はすべての同型炉の運転をいったん停止してでも安全性の点検に取り組むべきだ」(社民党)などとしている。
これらは、ことさら原子炉事故と混同させるようなミスリードだ。
もし、本当に安全を考えるのであれば、同じように高温の蒸気で発電している(従って今回の事故と同じような高温水のパイプがある)火力発電所も検査の対象に含めなくてはならない筈なのだから。

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Aug 09, 2004

コメントスパム対処

hail2u.netのkyoさんがblosxom starter kit #20で、writebackにコメントスパム対策のコードを追加されました。

まだソースのみの公開ということでしたが、追加部分を加えました。
整理すると

  • 特定のURL以外のリファラを送信してきたコメントの投稿は拒否
  • ASCIIのみのコメント・TrackBackは拒否
が追加されています。
ASCIIのみ拒否は、私も独自で追加していましたが、kyoさんのコードに統一しました。

また、前エントリで殺してあるとした、JavascriptsによるTrackback送信無効対策を復活させてあります。
これでも問題のない方策を発見したためですが、やり方はあまり広められたものでもないので、秘密。

Posted at 00:48 in blosxom | WriteBacks () | Edit

Aug 08, 2004

Trackbackのセキュリティ問題

blog.bulknews.netにより、Trackback の脆弱性についての勧告が発表されました。
これをうけ、hail2u.netのkyoさんが、blosxom starter kit #18blosxom starter kit #19にて、Blosxom Startkitのwritebackプラグインに対策コードを追加したものを公開されました。

で、このサイトでも導入してあるのですが、blosxom starter kit #18で追加されている「リファラが送信された場合には拒否」「正規表現"^Mozilla/"にマッチするUAは拒否」という2つの対策用コードは殺してあります。
というのも、これは、要はJavascriptsによるTrackback送信を無効にするための対策なのです。
つまり、ISWEBの環境上、bookmarklet + wikieditish が動作しないため、私はJavascriptsでTrackbackをとばしているのですが、これができなくなってしまうというのです。
とはいえ、他のサイトでこの対策がすすんでいくと、自分のサイトにはうけれても、他のサイトにはTrackbackが送れないということになります。
うーむ。どうしよう……

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Aug 06, 2004

中国に騙されるな

本日の各報道によるとアジア杯決勝戦で中国各紙が「礼儀ある観戦」求めたとされている。
確かにこれは誤りではない。
しかし、彼らが本当にいいたいことはこれではない。

「日本政府は対日感情が“狭隘(きょうあい)な反日・愛国教育”に由来するとしているが、日本側に原因があるとする見方はない」
「中関係を悪化させるのは日本側の(政治家の)責任。“歴史”を提起してくるのはいつも日本側だ。戦争で侵略され、心の傷がまだ治っていない人もいる」

前者は政府系新聞の中国青年報の報道記事、後者は中国政府の対日外交関係者筋の発言とされているものだ。

つまり、彼らは、この反日行動の原因は「日本にある」として、自制要請は形ばかり、あるいは北京五輪を睨んで「日本だけが特別で、しかも原因は日本にあります」というエクスキューズを出していると見るべきだろう。

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Aug 05, 2004

中国の矮小なるナショナリズム(2)

この話題ばかり続いて恐縮だが、読売新聞社説が私が考えているのとほぼ同じ内容だったので、全文を引用させていただく。

【[アジアカップ]「“愛国”教育が生んだ反日民族主義」】(読売新聞社説8月5日付)

 中国で開かれているサッカーアジアカップが、「反日」一色に染まっている。「ブーイングは気にしない。ただ、国歌が流れたら、世界中のどんなファンでも敬意をはらうべきだ」

 ジーコ監督が語ったように、国歌演奏の間もブーイングをやめない態度は、常軌を逸した行為と言わざるを得ない。

 反日意識がとりわけむき出しとなった重慶のゲームでは、日本人サポーターに物を投げつけ、日本チームを乗せたバスを囲んで罵声(ばせい)を浴びせる、といった不穏な動きまであった。

 こうした偏狭なナショナリズムは、中国政府自身が育てたものだ。

 「反日シンドローム」――。こう形容したくなる程、中国で反日感情が高まったのは、一九九〇年代半ば以降のことである。とりわけ戦後五十年の節目となった九五年、江沢民政権は、「愛国団結」を訴える「抗日戦勝キャンペーン」を大展開した。

 新聞、テレビは、旧日本軍の侵略、残虐行為を検証する報道であふれ、その後、「反日」は愛国教育の基調となる。アジアカップのスタンドを埋めたサポーターの大半は、この「愛国世代」の若者たちだ。彼らにとって反日は、「自明の理」という感覚になってしまった。

 共産党独裁政権の正統性と求心力を維持するため、江沢民指導部は、「愛国教育」を通じて日本に対する民族的反感を増幅させた。中国の若者の間で、反日が不満のはけ口になりがちなのは、体制批判が許されない中国国内の問題の反映でもあるだろう。

 中国政府は、今回のアジアカップから様々な教訓をくみ取れるはずだ。

 四年後には、威信をかけた北京五輪が開催される。今回のようなマナー無視の無法応援さえ抑制できないのでは、五輪開催の能力を疑われかねない。

 中国共産主義青年団機関紙「中国青年報」は重慶での日本・ヨルダン戦に合わせ、「北京五輪が待っていることを忘れるな」と異例の警告記事を載せた。済南での対バーレーン戦を見る限り、効き目は限られたものだった。七日の決勝戦は、五輪開催能力を占う関門となる。

 江沢民・前国家主席は九八年の訪日の際、「歴史の教訓を永遠にくみ取らなければならない」と、一方的かつ執ように繰り返し、日本国内の嫌中感情に火をつける結果を招いた。

 平和の祭典オリンピックを主催することになる胡錦濤政権は、自ら育てた反日という「負の連鎖」を断ち切るよう努めるべきだ。負の連鎖が続くのは、日中双方にとって不幸なことだ。

 スタジアムにきている人間の大部分は実際に大戦経験のない若者だ。
 自分の経験のないことをどう考えるかは“教育”と“報道”によることが大である。もちろん、中国では、それが政府に握られていることはいうまでもない。
 私は個々の中国人を貶める意図はない。  ただ、集団として見た場合、こうした反日教育に凝り固まった世代がいるというのが事実であるということが、今回の事件で、日本人にもわかりやすく露呈したといえよう。
 そして、やがては、その世代が社会の中核になっていく。
 それがどのような結果をもたらすかは、今から十分に考えておくべきだろう。

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Aug 04, 2004

新聞という中立でないもの

新聞が中立だの公正明大だのではありえないことは、もはや周知の事実であろう。
そのわかりやすい例を見つけたので、引用しておこう。

・サッカーの反日感情、政府が中国に改善要請
・<サッカーアジア杯>政府、中国に「平静な対応」申し入れ

 見出しだけ並べてみるとどうだろう?
 前者のほうがより強硬であり、後者のほうはだいぶへりくだっているように感じるのではないだろうか。
 では、実際の記事の引用。

【サッカーの反日感情、政府が中国に改善要請】(読売新聞8月4日)

 細田官房長官は4日午前の記者会見で、中国で開催中のサッカー・アジアカップで中国人観衆が反日感情を露骨に示している問題について、「政府ベースで外務省を通じて(中国側に改善を)申し入れている。あくまでも平静に対応し、スポーツの交流なので反日感情をあおるようなことになってはいけない」と述べた。

 細田長官は中国政府に対して7月26日、28日と8月3日の3回、申し入れたことを明らかにした。

 また、アジアカップ決勝戦で日本と中国が対戦することに関連しては、「中国側にしっかり対応してほしい」と指摘した。

 これに関連して小泉首相は4日昼、首相官邸で記者団に、「スポーツなので、お互い温かく楽しもうという方がいいのではないか」と語った。
【<サッカーアジア杯>政府、中国に「平静な対応」申し入れ】(毎日新聞8月4日)

 細田博之官房長官は4日午前の記者会見で、中国で開かれているサッカーのアジア・カップで観客が日本代表チームに激しいブーイングを浴びせるなどしている問題で、政府として中国側に抗議したことを明らかにした。7月26日に日本戦が行われた重慶市当局に対し、28日には北京の日本大使館を通じて中国外務省に「平静な対応」を申し入れたほか、今月3日には外務省の薮中三十二アジア大洋州局長が在京中国大使館の程永華公使に直接、抗議したという。
 細田長官は会見で「反日感情をあおるようなことになってはならないということで申し入れた。トラブル・暴力行為が起きてはいけないので、その点は中国側にしっかりと対応していただきたい」と述べた。

というわけで、報道している対象は全く同じものだったのである。
それぞれの新聞に「立場」「主観」があることがよくおわかりいただけるであろう。

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Aug 03, 2004

中国の矮小なるナショナリズム

サッカーのアジアカップにおいて、中国人観客の反日的な観戦態度が問題となっている。
場所が重慶であったことから、重慶爆撃などにより反日感情が強いのだという説明がされている。もっとも、私は(一部マスコミも報道しているように)実際の事実がどうであったかより、そういう教育をされてきた(特に江沢民時代)のが原因だと考えているが、これも考察すると長くなるので、一先ずおいておくとしよう。

さて、反日感情が強いというそれ自体は事実であるし、異常なレベルとはいえ試合中のブーイングはまた、仕方があるまい。
だが、国歌吹奏中にもブーイングを行うというのは、日本という国家に対する侮辱行為だ。更に、日本人選手が怪我をすると、それに拍手までしたという(■日本のけがに拍手喝采(産経新聞7月29日))。
これはスポーツ応援のレベルではなく、国際常識にも反する行為である。

一部報道では「応援スタイルがやや違うだけ」などと評していたが、中国をかばうにも程があるだろう。
中国観客はインタビューで明確に「うさをはらすためにスタジアムにきた」「日本が“反省”をしていないから」というように、反日活動をするためにスタジアムにきたことを名言していた。
実際、中国人観客は、日本国歌吹奏にはブーイングするのに、続く相手国の国家吹奏には静まりかえる。また、観客が日本を非難する政治的主張(魚釣島領有権問題)のプラカードを掲げていたことも報道されている。これは「(日本の対戦国の)応援にきた」のではなく「日本にブーイングしにきた」というのを端的にあらわしているだろう。
まず、「応援」の問題ではなく「日本非難」をしたいがための行為だということを認識すべきである。

それでも、これが試合に対するものにとどまっているうちはよい。
しかし、日本人サポーターが、「中国人観客を刺激しないために」国旗を広げることを事実上禁止され(一部にはゲートで国旗を没収されたとの報道もあるが、未確認)、あげくには試合終了後、中国人観客から物を投げつけられるという事態は異常そのものだ(この様子はTV朝日で実際の映像が報道されていた)。
いくらアウェーであっても、安全に応援することもできないのでは、中国という国の矮小なナショナリズムを露呈している。

更には、こんな事も起きている。中国人報道陣、ジーコ監督に「台湾問題」で“迷”質問(読売新聞8月2日)(要約:日本サッカー協会作成の英語の代表チーム紹介パンフの地図で、中国が黄色く塗られているのに台湾が黄色く塗られていないことに対して抗議する意図で、中国報道陣から質問が出た)。
領土問題は確かに繊細な問題だが、それをジーコに質問しても仕方あるまい。スポーツの世界と政治の世界は完全に切り分けることができないのは事実だが、中国人のやり方は、そうしたレベルを越え、場をわきまえていないこと甚だしい。呆れるより他にない。

重慶での反日問題にたいし、日本サッカー協会は敏感に反応した。7月25日の時点で、AFC(アジアサッカー協会)に抗議文を提出している(日本サッカー協会がAFCに抗議文(夕刊フジ7月26日))。
また、ジーコ監督も国家吹奏中のブーイングに批判のコメントを発表している。
なんと毅然たる態度か。すぐに中国に対して腰砕けになる日本政府にも見習ってほしいものである。

それにしても、これが「対中国戦」となったらどうなってしまうのだろうか。
今後、中国ではオリンピックが開催される。出場自体をボイコットとはいわないまでも、対戦形式の競技での「対中国戦」はボイコット(棄権)したほうがよいのではないか。
確かにそれで“得”をするのは中国選手であるが、日本人選手と観客の身の安全にはかえられまい。

Posted at 09:42 in 国際 | WriteBacks () | Edit



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