Apr 30, 2004
Blosxom3.0alpha1
Blosxom3.0の最初のアルファ版が公開されました。
とはいえ、自分ではソースもかけない身分なので、今はただ眺めるより他なし。
実際に正式リリースされたとしても、今使ってるプラグインの対応の確認がとれ、かつ、使いたいプラグインが3.0にしかない、という状況にならないと移行しないですね。とりあえずは、現状の機能で満足していますし……
Apr 28, 2004
独立記念日
今日は日本の独立記念日である。
といっても、何のことかわからない人が大半だろう。
昭和27年の今日、4月28日に、サンフランシスコ講和条約が発効。第二次大戦の敗北以来占領下にあった日本が独立国として復活した日なのだ。
[主権回復の日]「『戦後』はこの日から始まった」(読売新聞社説4/28)
この条約調印にあたって、日本国内では国論が割れていた。すなわち、単独講和論と全面講和論である。
前者は、実際に行われたとおり、調印できる(講和できる)ところから、まずは講和するというもので、事実上は米を盟主とする自由陣営諸国と(とりあえずは)講和するというものだった。
後者は、ソ連ら共産陣営諸国も含めた全ての国と講和条約を調印するという論である。
理想論に立てば全面講和論に理があるように見える。しかし、既に冷戦期に突入しており自由陣営と共産陣営と足並みを揃えて条約調印するなどというのは絵空事になっていた。
結果、社会党・共産党勢力の反対を押し切って吉田茂はサンフランシスコ講和条約に調印する。
その後の世界情勢、そして日本の辿った復興の道程をたどる時、単独講和論と全面講和論のどちらが日本にとってベターな選択であったかは明らかであろう。
吉田ら当時の政府は高く評価されるべきであるし、全面講和論を唱えていた勢力は今からでも、自分達が間違っていたとはっきり謝罪すべきだ。
Apr 27, 2004
お笑い政治道場?
自民党の柏村参院議員が「人質の中には自衛隊派遣に公然と批判していた人もいるらしい。仮にそうだとしたら、同じ日本国民であっても、そんな反政府、反日的分子のために数億円もの血税を用いることは強烈な違和感、不快感を持たざるを得ない」と発言したらしい。
すごいことをいうな、誰だこれは? と思ったら、あの「お笑いまんが道場」の司会をしていたアナウンサーだった
柏村自民議員“脱線”…「反日的分子」発言(ZAKZAK 4/26)
気持ちはわからないでもない。
ただ、今回の事件は、人質メンバーの思想とは直接は関係ない。
右翼だったとしても事件は発生しえたし、助けなくてはいけないし、帰ってきて英雄面してもいいわけでもないからだ。
その観点から考えると、この発言は単に思想に対する不快感の表明であって、国会議員が公の場で発言するようなものではないだろう。
Apr 26, 2004
Apr 23, 2004
萌えは世界
「間」から「おたく」へ――ヴェネツィア・ビエンナーレ第9回建築展記者発表
いやなんともはや。
国際的建築展における“日本代表”のテーマに「おたく:人格=空間=都市」で、「萌え」がキーワードとなるという。この決定を通した関係者は凄い。
これがどういう展示になるのか、そして、国際的にどういう評価を受けるのか。
興味がつきないところであり、続報に注目したい。
Apr 22, 2004
奇妙な人質生活
最初の3人の人質事件。こんな展開になってきた。
武装集団、ビデオ撮影時に「もっと怖がれ」と要求 3人が証言(産経新聞4月20日)
まあ、脅迫ビデオをつくるのに、より効果的になるように演出すること自体は不思議ではない。。
だが、日本政府はこれを演技と見抜いたことは誉めるべきだ。実際、3人は普段はゲスト待遇だったと証言しているのだから。
もちろん、こうした情報を交渉中には外部に公開できるわけもない。その辺も含めて日本政府は見事だったというべきだろう。
一方、的外れに思えるのはこの記事だ。
武装勢力“一揆”だった…昼農民、夜戦士 (ZAKZAK[夕刊フジ]4月20日)
『とくに日本人誘拐事件でも、農民一揆の様相が色濃くうかがえる。
ボランティアの高遠菜穂子さん(34)ら3人を誘拐した武装勢力「聖戦士旅団」もそうだ。』
と記事中ではしているが、イラクの農民がビデオをデジタル編集してCD-Rにやくような機材を所有しているのだろうか? それどころか、FAXでも珍しいという報道をきいたのだが……。
後の2人を拘束したのはそうなのかもしれないが、最初の3人にはあてはまらないだろうことは容易にわかりそうなものだが。
さらに妙なのはこれだ。
所持金すべて奪われた」高遠さんら3人、聴取に説明(読売新聞4月20日)
ガソリンスタンドで給油中に拉致されたというのも、今まであった証言情報と食いちがう。 更に、所持金を全て奪われたというのだが、カメラや時計はもったままであった。 後の2人のうち安田氏はカメラをとられたと証言(ZAKZAK4月21日)しているというのに……
そして、奇妙というか凄いというか。
人質ビデオに謎の日本語男…「言って、言って」指示(ZAKZAK4月21日)
「捜査当局では日本語に精通した諜報員が誘拐・監禁の指揮をとり、武装集団の組織と指示系統を分からなくするため控えていたが、ヤラセ発言の部分で思わず正体を現した可能性がある」という。なるほど「旧バース党などの諜報機関」が関わっていたとしたなら、様々な疑問点も説明がついてくる。
が、新たな疑問がわく。
広島・長崎を知っているほど日本に精通し、わざわざ日本人を狙って誘拐したのに、なんの成果もないまま解放したのは、なぜだろうか。
一人ずつ殺していけば、日本の世論はゆさぶられ、より効果的になった筈だ。
それとも、イタリア人やアメリカ人を殺害したり、サダム政権時代にはクルド人に毒ガスまで使ったというイメージで判断してしまうのが間違いで、日本人やボランティアは殺すことができないという親日家で情に厚い人々なのであろうか?
Apr 21, 2004
渡辺修孝の両親が哀れ
イラクで後で拘束された二人が帰国した。このうち、NGO「米兵・自衛官人権ホットライン」メンバー、渡辺修孝が成田で一騒動をおこした。
特に強調したいのは、空港まで出迎えた両親との対面である。
これを映像報道などから再現してみるとこうなる。
父・国雄氏「帰れたんだから、(日本政府や国民に)お礼を言ってもらいたい」
母・和枝さん「そうだよ」
渡辺「連絡があって初めて向こうの大使館の人が迎えに来ただけなんですからね」
謝意を示すことを拒否。
国雄氏「こっちの状態と向こうの状況は違うと思う」
渡辺「え」(不満そうに)
国雄氏「おまえにはおまえの考えがあるけど、今日、ここにあるってことは、皆さんのおかげさまなんだから」
渡辺「ただ、その前にちょっと話をさせてください。僕も社会的にイラクまで行ってやってきたことがありますんで」
謝意よりも自分の主張を先にすると言い張る。
国雄氏「そうじゃなくて」
和枝さん(涙ながらに)「それはあんたの仕事だからやったらいい。わたしは帰る」
渡辺「あ、そう」
和枝さん「ただ皆さんに、『ありがとう』って、こんなに心配してたんだから、言ってね」
日本政府や国民に感謝の気持ちを伝えるよう説得する両親に、渡辺は聞く耳をもたない。
やがて、渡辺の支持者(NGOメンバー)が、親子の間に割って入る。
和枝さん「やっと会えたんですから親子で話をさせてください」
渡辺「泣いてんじゃねぇよ! 大丈夫大丈夫」
そして、圧巻だったのは、午後3時からの記者会見である。
渡辺「自分は共産主義者で日本政府に対し反戦活動を行っているから『日本政府はたすけてくれないな』と思っていた」
なお、この発言は今のところFNNニュースジャパンでのみ報道されたようだ。
まず、傲慢この上ない態度に多くの人は目を疑い、憤慨するだろう。
親が涙を流しながら訴えることに聞く耳をもたない。
そして、自分の目から見える範囲だけを捉えて「政府は何もしていない」という。水面下の折衝や何かは行われていただろう。よしんば、政府のしてきた手が何も成果があがっていなかったとしても、それは結果論であり、救出のための活動を行ってきた政府関係者がいるのは間違いない。
自分の救出のために尽くしてくれた人に対して、まず最初に感謝するというのは、常識的行動であり、それをするように説得した両親の見識は至極当然のものだ。
しかし、それを全く聞き入れず、自らの主張のみを述べようとする。そして、メンバーに引き離されたといっても、本人がそれをいやがるでもなく、むしろ邪魔者がいなくなったとでもいわんばかりの態度。
渡辺の常識を疑うのが当然で、親が(そういう子供に育ててしまった責任はあるが)哀れでならない。
そして、記者会見での共産主義者発言。
彼の主義主張がなんであるかはっきりと発言してくれたことは評価しよう。下手に耳障りのよい言葉をならべて騙しにかかられるよりよほどよい。それに、個人の主義主張は自由であるのだから。
だが、それで「政府が助けてくれないと思った」というのは、彼の全くの主観にすぎない。日本政府がそんな“差別”をするほどの度胸がないことはいうまでもない(人質に何かあれば政権が吹き飛ぶかもという利己的動機も含めて)。彼の妄想だ。
人は一人では生きられない。
渡辺がなすべきことはイラクでの出来事を語ることでも、自分の意見を主張することでもない。
日本政府と国民に謝意と謝罪を示す。
人としての最低限の礼節なくしては、いかに高尚な主張をしても、ただのエゴにしか聞こえない。
Apr 20, 2004
世論調査結果
今回のイラク邦人人質事件の政府対応について、朝日新聞の調査ですら、支持するという人が6割を越えたという
イラク人質事件で緊急世論調査 政府の対応を6割が評価(朝日新聞4月16日)64%が「評価する」と回答した。犯人側からの自衛隊撤退の要求に応じなかった姿勢には、73%が「正しかった」と受けとめた。
なぜ、「朝日新聞ですら」という表現を使ったかというと、こうしたアンケートでは各社の立場に添うような答えを導くように質問にバイアスがかかるからだ。
例えば、
Q.政府の人命軽視ととられてもやむをえないような対応をどう思いますか?
積極的に支持する / どちらともいえない / どちらかというと不支持 /支持しない
Q.人質全員無事とテロには屈しないという難しい問題を見事にやりとげた今回の政府の対応をどう思いますか?
積極的に支持する / どちらかというと支持 / どちらでもない / とても認めることはできない
という2つの質問をすれば、前者では不支持がより多くなり、後者では支持がより多くなるのは自明だろう。
世論調査やアンケートを称されるものでは、こうしたことが多々ある。細かいアンケート結果をのせている場合、質問文そのものも掲載されていることがあるので、それをよく見ているとどの社がどういう立場にたっているかよくわかる。
朝日新聞が反自衛隊、反自民党であるのは、いまさら説明するまでもないだろう。
だから、その新聞でも政府の対応を評価するという答えが明らかな過半数を占めたというのは大きい。
あれだけ“市民”の“自衛隊撤退要求運動”ばかり報道されていたというのに、一体これはどういう事か。
新聞というものが、世論を必ずしも反映していない好例だろう。
そして、もう、これに国民は気づき始めている。
Apr 19, 2004
横山光輝氏死去
漫画家の横山光輝氏が去る15日、なくなった。享年69才。
横山氏は足を骨折してほぼ寝たきりだったというが、連載は終了していた「殷周伝説」を加筆修正しながら単行本出版中の“現役”であった。
これで、「少年」の二枚看板であり日本のTVアニメの黎明を支えた「鉄人」も「鉄腕」も生みの親を失ってしまったことになる。
残念だ。
横山氏は、鉄人28号で巨大ロボットの元祖となり、魔法使いサリーで魔法少女ものの元祖になり、あるいは三国志全60巻という大作をモノにした。
しかし、世間の評価が低すぎる気がする。
同時代に手塚がいたせいか、トキワ荘グループと接触をもたなかった(というか漫画家同士の付き合いをあまりしなかったらしい)せいなのか。
いずれにせよ、現在の評価はまだまだ彼の功績に見合っていない。
もっともっと評価してしかるべきだ。
Apr 18, 2004
解放人質はイタリアに感謝を
元人質3人に加え、その後に拘束されていた2人も解放された。
無事に帰還されたことを、まずは喜びたい。
一方、これと並行するように、イラクでは外国人の拉致が相次いでいる。中でもイタリア人は一人が実際に殺害されるという痛ましい事態になってしまった。
しかし、イタリアは首相・野党とも、それにひるまず「イタリア軍撤退せず」を表明した(ただし、伊は首相がマスコミ王でもあるので、イタリア発の報道は割り引いて考えなくてはならない)。
この事件は、邦人3人の解放前におきている。もし、ここで、イタリアが軍撤退を発表でもしていたら、人質戦術は有効であるとなって、人質は解放されなかったかもしれない。
殺害されたイタリア人も「イタリア人の死に様を見ろ」と叫びながら、最後まで抵抗しようとし、屈しなかったという。自己責任に伴う覚悟とはそういうものだろう。
もちろん、実際に人質を殺害されたイタリアが最も厳しい立場だったので、取り上げたのだが、各国もテロには屈しないという立場を明確に示していることで、人質戦術は有効でないという印象を与えて解放に貢献していることは忘れてはいけない。
そんな中で日本が自衛隊の撤退を決めていたら、どうなっていただろうか。日本国民のみならず、各国国民を危機にさらすことになっていたであろうことは容易に想像できるだろう。
■各社記事
不明邦人解放 政治宣伝に利用されるな(産経新聞社説4月18日)
[2邦人解放]「同じ愚を繰り返してはならない」(読売新聞社説4月18日)
「反省してほしい」人質5人に安倍幹事長が苦言(読売新聞4月18日)
人質にナイフの脅迫映像は演出 政府分析、早期に認識(産経新聞4月18日)
イラク邦人人質「自衛隊撤退せず」75%が不支持-緊急アンケート/京都(毎日新聞4月10日)
↑これ、たった20人へのアンケート結果って……
Apr 16, 2004
人質解放と新たな拉致
イラクで拉致されていた3人が介抱された。まずは無事であったことを喜びたい。
今回の事件をどうとらえるかは今後の日本にとって重要な問題になってくるだろう。参考までに各新聞社の意見(以下全て4月16日付)。
[3邦人解放]「喜ばしいが教訓も少なくない」(読売新聞社説)
「正しいと信じる目的のためならば手段は常に正当化される――といった幼稚な理屈はテロリストと狂信者だけにとどめておきたいものである」(読売新聞編集手帳)
問われる「自己責任」、退避勧告に法的拘束力なく(読売新聞)
邦人人質事件 ひとまず解放を喜びたい(産経新聞社説)
三人はようやく解放されたが、示唆することは多い(産経新聞産経抄)
イラクの人質事件――解放の喜びと新たな不安(朝日新聞社説)
解放の報にはほっとしながらも、この戦争への疑問は、ふくらむばかりだった(朝日新聞天声人語)
朝日は人質解放というよりも、そこから自衛隊派遣の是非に話をとばしているのであまり参考にはならないか。
ともあれ、日本が国際的に地位を向上させればさせるほど、例え逆恨み的であっても、その行動を妨害しようと思うものは増え、テロのターゲットになる。日本人は「どこにでもいける」という権利をもつが、それは「自己責任」という義務があるということは忘れてはいけない。個人個人に危機管理が問われているのである。そのことをこの事件から読み取って欲しい。
しかし、(元)人質達の元気さには驚いた。報道では、頭巾をかぶらせられてモスクに入ってきたということだが、聖職者協会の事務所の映像では、初期の段階から、“綺麗”なのだ。
外傷や暴行のあとは見られず、肌つやもよい。時計やカメラといった高級品も所持したままだし、服も綺麗。髭も伸びていない。察するに、食事などはきちんと提供されていた上、日用品・携帯品は全て返却され、解放前にはシャワーと髭剃りをさせてくれたのだろう。優しい相手だ。あるいは、既に拉致グループから部族などに身柄が移管されていたのかもしれない(それでも、荷物を返却してくれたのだから、厚待遇だ)。
色々と疑問点や不明点がある。 遠からず記者会見があるものと予想されるので、それに注目したい。 ただ、全世界が注視しているといってもよいので、あまり国際常識から外れた、恥をさらすような言動だけはしてほしくないところだが。
解放された一方、新たに2人のジャーナリストが拉致された。 一部始終を見ていたというイラク人男性からの電子メールによると、次のようになる。
- 撃墜された米軍ヘリの撮影にいくことにした二人は、タクシーの運転手の危険だという忠告を無視して出発。
- 途中、武装勢力の私的検問にひっかかり、引き返すようにいわれる。だが、米軍ヘリの残骸を撮影したいからと言い張り、結局、撮影するならついてこいといわれて、そこから移動。
- 5分走ったところで、3台の車に囲まれる。中国人だとごまかそうとしたが、パスポートがでてきてアウト。拉致される。
米軍ヘリの墜落現場=反米武装勢力の所在地であることは当然だろう。ジャーナリストを含む外国人拉致が多発し、日本人も拉致されたまま帰ってこない(当時)という状況で、そんな地域に行けば、かなりの確率で拉致される危険があると覚悟するのが当然であろう。解放された3人より一層、自己責任が重いといわざるをえない。
もはや、イラクに業務命令以外でとどまる者は全員が、自己責任で行動することといざという時には自分に構わずに行動してくれ、とする文章を一筆書いておくべきだろう。その覚悟ができない者はイラクで活動すべきでない。
■4/19追記
無事、二人が解放された。
本人達の弁によると、ヘリの残骸を取材しようとしたのではなく、戦闘地域にいきたかったということだ
とはいえ、好んで反米武装組織のいる危険な地域にいこうとしたことにはかわりなく、自業自得であるということにもかわりない。
Apr 15, 2004
recentwritebacks_treeプラグイン
C-WWWのFukazawaさんが、recentwritebacks_treeプラグインというものが紹介されていました。
typesterさんのUnknownPlace.で公開されているrecentwritebacks_treeプラグインというのがそれです。
これは、コメントやトラックバックをリストにして表示することができるものです(右側のRecent Writebacks参照)。
使い方は、ソース中の16~21行目で、リスト化するエントリ数とライトバック数(コメント/トラックバック別なので2×2で4変数)を指定し、プラグインフォルダへ。 フレーバーの表示させたいところに、$recentwritebacks_tree::cm_list(コメントリスト)、$recentwritebacks_tree::tb_list(ライトバックリスト)を挿入してやればOK。
リスト化する動作としては、エントリ単位にリスト化されます。 ライトバックの中に古いライトバックと新しいライトバックが混在している場合、エントリそのものが浮上して、古いライトバックも一緒に浮上して(指定した範囲内で)リスト化されるということになります。
なお、私の環境で使用するにあたり、ソースの以下の点を改変しました。
9行目
my $data_dir = "$blosxom::plugin_state_dir/writeback";
↓
my $data_dir = "$blosxom::plugin_state_dir/writebacks";
72行目
if($_ =~ /^name:(.+)/ ……
↓
if($_ =~ /[¥r¥n]+name:(.+) /……
122行目
$file =~ s/txt$/html/;
↓
$file =~ s/txt$/htm/;
一番目はStart Kitの環境に合わせる変更。
三番目はwriteback込でを表示するフレーバーが.htmであるための処置。
二番目は、おそらく、ライトバックを保存するファイル内で若干の形式の違いがあるためと思われます(「日付はwritebackプラグインを改造してwbファイルにdate:セクションを追加してないとでません」とありますが、start kitでは元々そうなっている筈)
あと、ついでに不具合(?)にも気づいてしまいました。
分まで同じタイムスタンプのファイルが複数あると、@wb_listに同じファイル名を何度も拾ってしまうようです。従って、リスト表示も同じものが何度も表示されてしまいます。
まあ、通常の運用ならほとんどありえないでしょうが、サイトの引越しでFTPで一括UPLOADなどすると、現象が発生する可能性があります。
とはいえ、これまた非常に便利なプラグインです。ありがたし。
Apr 14, 2004
エントリの日付
entries_indexプラグインを利用すると、エントリの日付けを作成日時で固定することができる。これは、プラグインフォルダの配下につくられるstatesフォルダ内あるファイルentries_index.datに作成日時を書き込むことで実現されている。従って、サーバ移転の際などは、このファイルをエントリファイルと一緒に移動すれば元の日付を維持できる(ただし、データ中にパスが書かれているので、それを新環境にあわせて置換することは必要)。
また、誤ってこのファイルを消してしまった場合も、自動的に再作成されるが、その場合、日付はその時点でのファイルのタイムスタンプになってしまう。
これを本来のタイムスタンプにしたい場合には、dat中の日付・時間を修正する。
dat中では、エントリ1つ1つにタイムが記載されている。これは、UNIXでの時刻の持ち方にしたがっており、グリニッジ標準時1970年元旦0時0分を基準に、そこからの経過秒数で時刻を表している。
例えば、ここのページなどを利用して、日付を秒数変換して、それを使えばよいだろう。
Apr 13, 2004
小泉首相の家族との面会拒否
イラク拉致の家族は「小泉首相との面会」と「(政府に入ったものであれば確度をとわない)安否情報の提供」を求めている。しかし、政府側はこれを拒否している。この判断は正しい。
「情報」については、現在、文字通り生死を握るものだ。どんな情報を握っていて、それをどんな確度だと認識しているのか。それが外部に流出してしまうことは、今後の“交渉”に致命的悪影響を与えることはいうまでもない。自分の手札をさらしながらポーカーをやるようなものだからだ。
「首相との面会」についても、この「情報」の問題がつきまとう。
仮に首相と面会したとしても、首相は何も情報を話すことはできない。
また、首相が家族に何かを約束したり、考えを話したりすれば、それは、報道されてしまい、世界に日本の手の内をさらすことになる。
だから、この段階では首相は黙して語らず、原則を主張するだけというのがベストなのだ。
心情的には家族が求める要求はわからないでもない。
しかし、それが交渉を不利にするということを理解しなくてはならない。感情のみで取り乱せば、見苦しいという印象を国民に与えるだけでなく、テロリストにつけこめる隙があると誤解させる。そうなれば、拉致事件の解決がより一層難しくなることはいうまでもない。
Apr 12, 2004
拉致事件の奇妙さ
今回の事件で色々と奇妙な点がでてきている。 中には自作自演説というのも流布されいる。 私は今までその立場はとっていなかった。 確かに拉致されたメンバーは自衛隊撤退を要求しているし、高遠氏は左翼団体である労働者社会主義同盟のHPにも寄稿している(余談だが、この同盟の綱領は革命、人民の搾取など今時珍しいくらいの正統派社会主義革命の綱領である。まあ、親中共派の日本労働者党と建党同盟の統合により結成されたもので、前者は日共左派系親中派で日共から除名されたグループで結成されたもの。後者は労働党の分派「労働者社会主義研究会」と山川暁夫、いいだもも、生田あい達が合流した「共産主義者の建党協議会(建党協)」から、さらに山川や労社研が分裂して結成されたもの。だから、ある意味当然の綱領か)。 だが、イラクへいっている報道以外の民間人(NPO、ボランティアなど)の多くは反自衛隊、左翼思想であるから、ソフトターゲットとして民間人を狙えば、そうした主張の持ち主になることは、確率的にもおかしくない。
また、イスラム暦でなく西暦を使用していること、宗教的修辞が少ない、イラクでは高価なスニーカーの着用、CD-Rなどパソコンの使用など、従来のイラクのイスラム過激派との違いを指摘する声もあった。しかし、これも国外から入りこんだ、イスラム原理主義というよりもイスラム系反米組織だと思えば、つじつまは会う。
が、こんな情報がでてきた。
「人質となった北海道千歳市のボランティア高遠菜穂子さん(34)との間に接点があった可能性が浮上した」(中日新聞4月11日)
「サラヤ・アル・ムジャヒディン(戦士旅団)」の声明文全文(産経新聞4月11日)の文中より。
「広島、長崎に原爆で大量殺戮(さつりく)を行った米国は、同じことを、いや、国際的に禁じられている爆弾によってより残虐な形で、抵抗しているファルージャに対して行っていると言っている日本の街の声にわれわれは耳を傾けた。」
後者のような論法は従来のイスラムでは見られない。というよりも、日本の原水禁とか反米左翼運動の引き写しのようなものである。
前者については言わずもがなだ。
実際に解放になっていない段階であり、また、新たな解放条件が提示されたという情報もあるなど、錯綜しており、断定はできないところだ。が、私の中で疑念がわきあがっているのは確かである。
Apr 11, 2004
家族の声明への失望
「高遠・郡山・今井3氏の家族の声明」
我々被害者家族は、イラクのアルジャジーラ放送による速報より「拘束者3名の 24時間以内の解放」という報道を確認しました。言葉にできないほどの安堵感を感 じています。
我々の家族の解放に尽力いただいたアルジャジーラとイラク・ムスリム・ウラマー 協会をはじめとする、世界中の仲間に対して、心からの感謝をささげますと同時に、 改めてこのような混乱を招いたことをお詫びいたします。 しかしながら、家族の心境としては無事な姿を確認するまでは不安は依然ぬぐえな いのも事実です。
引き続き、我々は自衛隊の即時の撤退と、イラクからの全ての武力の廃絶を訴え続け ます。即刻の停戦を求めます。
同時に我々は、継続してイラクを初めとするアラブ諸国の皆様と共に、平和な社会 を目指したいと考えております。また解放の速報以前にワールド・オファーより配信 された川口外務大臣のコメントに対して、その文中に使用された「怒り」「わが国の 自衛隊もこのために派遣されているのです」という表現を、配信以前に削除すること を要求しました。
削除することができないなら放映の中止を求めました。繰り返します。我々は継続 して、イラクを初めとするアラブ諸国の皆様と共に平和な社会を目指したいと考えてお ります。2004年4月11日 AM4:43 家族一同
人質解放の報告をうけて発表された家族の声明。
どうもおかしな声明である。
まず、イラクやアラブに対する感謝を示しているのに、日本や日本国民対する謝意も迷惑をかけたことへのお詫びもない。
また、「自衛隊の即の時撤退と、イラクからのすべての武力の廃絶を訴え続ける」というのは、もはや人質事件とは何にも関係なく、彼らの政治的主張である。
さらに、川口外務大臣がテログループを非難する言葉として使った「怒り」に削除を要求するのも意味不明だ。各国、イスラム指導者まで、今回の拉致を非難している中、当の日本が強い非難をしなくてどうするというのか? 弱腰を見せればつげあがられるだけである。
それに、「わが国の自衛隊もこのために派遣されているのです」というのも、自衛隊が治安目的ではなく復興目的であることを訴えるという交渉戦術に沿ったものである。これは、真実をつたえ、犯人をなだめる言葉だ。
アラブの交渉事では、最初、高いふっかけがあって、強気に対応してそれを現実的なものにさげさせていくというのが基本である。
交渉のプロでもない家族は、「刺激しないでほしい」という要望をするだけならまだしも、「要求」したり「放映中止を求めました」というのは明らかにやりすぎだ。しかも、結果として、「解放する」という交渉結果を引き出したなら、政府の行動は正しかったことになり、家族の「要求」は的外れということだ。そこに反省はないのだろうか?
「我々は継続して、イラクを初めとするアラブ諸国の皆様と共に平和な社会を目指したいと考えております。」という結びの言葉も、彼らの政治的主張である。
身内の者を道具にまでして、自らの思想信条を広めようとする声明文としか読めない。
義務と権利。人への感謝と思いやり。
もっと他に言うことはあるのではないだろうか。
■4/13追記
産経新聞4月12日の記事によれば、「関係者によると、面会では、高遠さんの弟、修一さん(33)らが「政府や党、国民にご迷惑を掛け、おわびする」と述べた。」という。
遅きに失したが、お詫びしたことは評価する。
しかし、あれだけマスコミの前に声高で自衛隊撤退を主張するのに対し、なぜ、各政党本部での面接という場でしか、これを口に出さないのだろうか(報道も「関係者によると」という間接的なものだ)。疑問が残る。
■4/14追記
朝日新聞4月13日の記事によると、家族は「日本中のみなさんにご迷惑、ご心配をかけ、本当に申し訳ありません」とTV番組中で頭を下げたという。
ようやくではあるが、この言葉が出たことを評価する。
イラク邦人拉致事件報道メモ
60年安保の最中、岸首相は「一部の国民が騒いでいるが、今日も後楽園球場は満員だ。声なき声は私を支持している私は国民の声なき声を信じる」と発言したのは有名である。これは一面の真理をついている。
大体、デモや集会は現状に満足できぬ者がおこすものであり、現体制や政策を支持している人は、そういったことをほとんど行わないからだ(おこす必要もあまりないし)。ゆえに、サイレントマジョリティ(声なき多数派)といわれたりする。
今回も報道では政府批判や自衛隊撤退を求めるデモやイラクでの反日感情の報道などが目立っているが、必ずしもそれが全てではない。
というわけで、そうした報道をメモしておく。時事や共同は元記事がすぐになくなる可能性が高いので、引用つき。
「首相の『撤退拒否』表明を支持する」(読売新聞4月10日社説)
小泉首相の態度は正しい 豪首相が支持表明(産経新聞4月10日)
交渉で事件解決を NY市民、自衛隊撤退反対(共同通信4月10日)
イラク日本人人質事件について、米ニューヨークでも強い関心を呼んでいる。
会社役員の女性秘書(63)は「解決への第一歩は交渉で、仲介役になれる第三者のアラブ人などを探すべきだ」と指摘。会計事務所員のマイケル・カシアノさん(31)は「交渉もせず人質たちを死なせてはならない。米軍もいるが、自分たちで解決するよう日本人自身に任せた方がいい」と語った。
ある女性会社員(26)は「米国は事件解決のため日本を全面的に支援すべきだ。ただ事態をこじれさせないように配慮しなければ…」と懸念した。
ジョージア州の会社経営の男性(53)は「イラク戦争は間違った戦争。こんな事件が起きても驚かない」とブッシュ政権の責任を批判し、一方で「自衛隊を撤退させるべきではない」と訴えた。
撤退は日本の名声に傷 英紙が社説(共同通信4月10日)
十日付の英紙タイムズはイラク日本人人質事件に関する社説で、犯人の要求に応じ自衛隊を撤退させることは「小泉(純一郎)首相の威信だけでなく日本の名声や同盟国との関係を傷つけることになる」と主張した。
社説は戦争体験の少ない日本人が今、イラクに派兵して国際的責任を担うという「勇気ある決定」の代償に気づき始めていると指摘。
小泉首相は暴力や脅迫に屈してはならないことを十分に理解しているとした上で、三人の拘束と虐待は「人類社会に対する侮辱」と非難した。
同日付の英インディペンデント紙も社説で、犯人の要求に屈しないことが、日本の指導者としての小泉首相の「通過儀礼」になるとの見方を示した。
「邦人拘束の映像痛ましいが」駐留継続すべきだ=豪紙(時事通信4月10日)
オーストラリアの有力紙シドニー・モーニング・ヘラルドは10日付で、イラクで拘束された3邦人の痛ましい映像によって、各国軍のイラク駐留を疑問視する世論が高まるかもしれないが、撤退すればイラク国民をさらなる無秩序に追い込むことになると指摘。戦争を始めた「占領軍」には道義的責任があり、少なくともオーストラリア軍は駐留を続けるべきだとの社説を掲載した。
「日本人拘束、良くない」=迫撃弾事件、関与せず-サドル師サマワ事務所長(時事通信4月10日)
陸上自衛隊が派遣されているイラク南部ムサンナ州で、イスラム教シーア派強硬派指導者ムクタダ・サドル師のサマワ事務所のシェイク・カゼム・アルアワディ所長が9日、インタビューに応じ、イラクで邦人3人が拘束されたことについて「犯罪で、良くない行為だ」と述べ、「ムジャヒディン旅団」と名乗る犯行グループを非難した。
サドル師側近が関与否定 「解放祈る」と言明(産経新聞4月10日)
聖職者らの批判的反応を報道 アルジャジーラ(産経新聞4月9日)
人質家族のテレビ出演、イラク国内でも高い関心(読売新聞4月11日)
「援助台無し」憤るサマワ市民…自衛隊の活動継続願う(読売新聞4月10日)
■4/13追記
「峻別すべき『解放』とイラク政策」(読売新聞4月13日社説)
■4/14追記
武装勢力の撤退要求に従わず…イタリア首相が明言(読売新聞4月14日)
Apr 10, 2004
民主党を高く評価する
今回のイラクでの日本人人質事件にあたって、民主党は岡田幹事長が「武装グループの要求を受け入れる形で撤退すれば卑劣なやり方を認めることになる。今のイラクにとどまることに法律上の疑義はあるが、関連づけるのは適切ではない」と述べた。
つまり、民主党は「自衛隊は撤退させるべき」という持論はあるが、「テロには屈しない」「テロを利用して自己の主張を通すことはしない」ということだ。
非常に明快で、理にかなっている。
かつての社会党なら、ヒステリックに自衛隊撤退を主張しただろう(というか社民党はそう言っているわけだが)。これも自由党との合併効果であろうか?
日本の野党第一党も、ようやくここまできたかと素直に関心した。
Apr 09, 2004
実際にありそうな政府対応
内容的には前エントリの追記だが、長くなるので別に。
イラク復興支援特別措置法(イラク特置法)は第八条第4項により「防衛庁長官は、実施区域の全部又は一部がこの法律又は基本計画に定められた要件を満たさないものとなった場合には、速やかに、その指定を変更し、又はそこで実施されている活動の中断を命じなければならない。」、第5項で「対応措置のうち公海若しくはその上空又は外国の領域における活動の実施を命ぜられた自衛隊の部隊等の長又はその指定する者は、当該活動を実施している場所の近傍において、戦闘行為が行われるに至った場合又は付近の状況等に照らして戦闘行為が行われることが予測される場合には、当該活動の実施を一時休止し又は避難するなどして当該戦闘行為による危険を回避しつつ、前項の規定による措置を待つものとする。」とある。いわゆる、「戦闘地域となった場合には退避・撤退する」という方針の法的根拠だ。
これに基づき、サマワの派遣部隊長(佐藤正久一佐)が、イラク国内でのサーア派サドル師グループなどと米軍らとの対立激化による治安悪化を理由に、活動の一時休止・避難を決定。宿営地の警備をオランダ軍に依頼し、人員と車両をイラクから撤退。人質解放後、「治安が回復した」として、イラクに戻る。
こういう筋書きを日本政府は組み立てるかもしれない。
「テロに屈したわけではない」「政府が撤退を決めたわけではない」「たまたま治安悪化のタイミングが重なっただけ」という名目をたてつつ、自衛隊を撤退させて人質の安全を図るというわけだ。
もっとも、こんなおためごかしをしても、せいぜい国内向けと米政府向けにしかならず、単に「テロに屈した」と国際的にはとられるにすぎないだろうが。
■4/16追記
民主党がこれを言い出したが、政府はぶれなく「自衛隊を撤退せず」を貫いた。私が邪推したよりずっと政府は芯が通っていたわけで、立派である。
テロに屈してはならぬ
イラクで日本の民間人3名が反米組織とみられる組織に拘束され、自衛隊の撤退を要求するという事件が発生した。
まず、この事件の背景を分析しておこう。
民間人を人質として自衛隊の撤退を求めるという手法は日本という国家をよく研究しているように思える。なにせ、ダッカ事件ではハイジャックに屈して服役・拘留中の日本赤軍のメンバーを解放した前科がある(そういえば、この時は福田首相、すなわち今の官房長官のオヤジだった)。
だが、最近のイラクでは民間人への襲撃も多くなっており、韓国人牧師7名も拘束されたという情報もある。そこからすれば、特に日本という国家を詳細に分析してターゲットにしたとは断定できない。
「サラヤ・ムジャヒディン(戦士旅団)」と誘拐グループは名乗っているそうだが、これが無名の団体であるということを考え合わせると、このグループが名をあげるために日本人の民間人という“弱い部分”を狙ったということに過ぎないのではないだろうか。
また、今回の事件で「イラクでは自衛隊が支持されていない」としてしまうのも短絡的である。サマワ市民は自衛隊を支持しているとの報道もあるくらいだ。治安が悪化している今、10人もいれば3名くらいの拉致はできてしまうであろうから、この事件を“イラク国民の代表的意見”としてしまうのはおかしい。
その上で、今回の事件に対してどう対応すべきかである。
一言でいえば、テロに屈してはならぬ。自衛隊撤退などは断固として拒否すべきだ。
日本が「テロに屈する」国家と認定されてしまえば、今度、日本の活動・行動が気に入らないグループは、海外にいる日本人を無差別に拉致して、政府を脅迫するという行動にうってでるだろう。そうなれば、今後、在外邦人すべてが拉致の危機にさらされることになる。
もちろん、日本という国家も国家の呈をなさなくなるだろう。脅迫に屈して右往左往して瓦解してしまうだろう。
テロに屈しないことは、日本国民の安全を守るためにも必要なのだ。
もちろん、私は人質の命を軽くみているわけではない。
だが、今回拘束された3人はボランティアやフリージャーナリストなどであり、自らの意思でイラクに赴いたものである。
つまり、危険は承知の上であった。誘拐されるとは思ってはいなかったかもしれないが、死ぬかもしれないとは覚悟していただろう。そして、その死で、他人に迷惑をかけてはならないとも覚悟していたと思う。
危険を冒してもイラクでなすべきことがあると決意した彼らは立派であり、彼らの覚悟を無にしてはならない。
繰り返していうが、テロに屈してはならない。
非難されるべきは、自衛隊でも自衛隊派遣を決定した日本政府ではなく、テロという暴力によって自らの意見を押し通そうとする犯行グループである。
しかし、人質3名の命が重要であることはいうまでもない。
ならば、やる事は(硬軟取り混ぜた意味での)人質救出作戦を敢行するしかないのだ。
これは、日本という国家と国民に突きつけられた最大の踏絵となる。 日本という国家の百年の計が、今、決まろうとしているのだ。
Apr 08, 2004
靖国神社参拝の違憲判決の奇妙さ
福岡地裁で、小泉首相の靖国神社参拝を違憲とする判決がでた。これはまことに奇妙なものである。
まず、政教分離とはどういうことであるかを説明しておこう。
憲法は「いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない」(20条1項後段)、「国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない」(20条3項)と定められている。これが政教分離の原則ということになる。今回、問題となるのは20条3項である。
20条3項は国が宗教的な行為を行うことの全てを禁止しているわけではない。
なぜなら、例えば首相が慰霊祭に出席したり、死者に「安らかに眠って欲しい」とか「天国で見守っていて欲しい」(霊魂の存在を信じることになる)などということもできなくなってしまうからだ。
そこで、最高裁判例では、違憲かどうかを判断するのに「目的効果基準」というのを示している。これは「国及びその機関の行う宗教的活動のうち、その目的が宗教的意義をもち、その効果が宗教に対する援助、助長、促進又は圧迫、干渉になるもの」を違憲とするというものである。今回の判決もこの基準を用いている。
まず、靖国神社を訪れる目的は、「国家のために死んだ戦死者・殉職者の霊を弔うこと」である。この目的自体は、世界各国でも、同様の主旨の行事が行われ国家元首が出席していること、日本でも会社や組織のために死んだ殉職者の霊を弔うことが一般に行われていることから鑑みて、国際的にも慣習に従った儀礼であるといえよう。
現在、靖国神社の他に、それに相応しい施設がないことも社会通念上、明らかだろう(だからこそ、“代替”慰霊施設などという論がでてくるのだから)。
次に首相の参拝により靖国神社が援助、助長される効果があるかどうかだ。
靖国神社の参拝が問題になりはじめたのは中国・韓国からの抗議の声が大きく報じられた中曽根首相以降のことである。しかし、実はそれ以前、歴代首相のほとんどは、ニューリベラルといわれた三木首相ですら靖国神社に参拝しているのだ。
そのことを、多くの国民は知らないであろう。逆にいえば、それだけ「首相が靖国神社に参拝する」ということは、影響力がないということでもある。
実際、靖国神社に首相が参拝したからといって、国民が靖国を参拝したり礼賛したりするだろうか? 神道の教義は広まっただろうか?
そんなに小泉のすることにカリスマがあるなら、すでに4回も公式参拝されている靖国神社の参拝客や寄付が大幅に増えたりしていてもよさそうなものだが、そんな徴候も見られない。
とても、援助・助長する効果があったとは思えない。
今回の判決を下した亀川裁判長は「憲法判断は裁判所の責務だ」としている。それに異論はない。しかし、「戦没者追悼場所として必ずしも適切でない靖国神社」などと決め付ける権利はない。批判の声があるのは確かだが、靖国神社を支持する声もまたあるのに、それを無視している。適切かどうかは国民が判断することだ(靖国神社参拝を続けることを公言している小泉率いる自民党が選挙で第一党になっているという事実はあるのだが)。
今回の憲法判断は判決主文ではない(これがなくても判決はなりたつ)。おためごかしをしない、という心意気は買うが、「違憲性についての判断を回避すれば、今後も同様の行為が繰り返される可能性が高い」という理由をつけては、「靖国神社が戦没者追悼場所として必ずしも適切でない」という裁判長の個人的信条によって異例の言及を加え、しかも、国側勝訴として控訴できないようにした、という政治的意図に基づいての行為ととられてもしかたがない。憲法判断を下すのであれば「違憲である」としてただ、理由を示せばよかった筈だからだ。
しかし、いずれにしても、社会通念上、「目的効果基準」に触れているとは思えないのである。
Apr 07, 2004
プロジェクトX中東放送
報道によれば、NHKの人気番組「プロジェクトX」が英訳・アラビア語字幕付で中東に放映されることが決まったという。「放映されるのは東京タワーや新幹線、青函トンネル、瀬戸大橋の建設工事など、経済、技術発展に挑んだ技術者らの軌跡を描いた13作品」(読売新聞4月7日)だそうだ。
ここで、私はTRONの回をぜひとも放映してほしいと思う。
この回は、日本の技術者達が「アメリカからの理不尽な(彼らにしてみれば国益にそった)圧力」によって、プロジェクトが崩壊の危機に瀕しながらも、組み込みデバイス・携帯電話の普及により、米陣営の及ばない“世界シェア第一位”を獲得するというものである。
この筋書きこそ、今の中東、特にイラクでは大いに喝采されるに違いない。そして、同時に親日感情もUPし、結果的に自衛隊の安全度も向上するとことになるだろう。
イラクと日本は、ともに米に武力戦で敗北したという“共通の歴史”をもつ。
そこから復旧し、先進国の仲間入りをした日本の姿を広く中東に広報することは、これからの日本の外交にも大きくプラスになるのに違いないのだ。
今回の放映(番組提供)を決定した外務省には、そういった視点からも番組の内容を選んで欲しい。
Apr 06, 2004
アメリカの稚拙さ
イラクで反米デモが活発化し、各地で衝突が相次いでいる。
デモといっても、その実態は民兵(正規軍以外の武装集団)の騒乱というのに相応しく、「デモで衝突」というよりは「民兵の騒乱」という方がよい。「デモ」という表記はミスリードだ。
ともあれ、相変わらずアメリカの占領統治は拙い。
歴史的にみても、最終的に併合してしまった場所を除き、それなりに成果を残せたのはフィリピンくらいだろう。ヴェトナムなどは(戦争は終了しなかったが)大失敗だ。
日本とドイツに対する占領政策はうまくいったかのように見える(ただ、独については西側連合軍共同の色彩も強い)。しかし、この二者は、戦時中の政府を後継するという体裁をとり、間接支配に近い形とした。米軍は最初期を除いては、明確な軍政を行わず、政府に対して支持するという形だ。
一方、イラクは政府そのものが霧散し、明確な降伏宣言もないまま、うやむやに米軍の軍政がはじまってしまった。こういう場合、国民が“終戦”を納得しにくい。
まして、アラブ諸国は、自然国境は歴史的経緯を無視して国境を引いてきたため、より問題を複雑にしている。様々な勢力を内包しているからだ。
そうした場合、(特に最初期においては)ある程度、中央集権で強権を発動しないと国がまとまることが困難なことは歴史的に明らかだろう。
だが、米は建前論としてそれを認めることはできない。
イラクでのデモを反米感情とか、アラブの大儀などと理由をつけているが、一言でいってしまえば、アメリカの占領政策の稚拙さが原因だ。
かつてペルシャとしてイラクを植民地にしていた英軍は、国王をたてることで3年で統治を安定させた。
アメリカに同じことはできるだろうか?
一縷の望みはイラク人自身による統治の速やかな実行だ。
しかし、“お人よし”のアメリカが「うまくいかないから、手伝ってあげるよ(多くの場合、これは本心でもある!)」としゃしゃり出るようだと、これもうまくはいかなくなるだろう。
拙く見えてもイラク人に任す。
それが、アメリカの拙さを解消するための手段である。
Apr 05, 2004
消費税総額表示は増税と減税の準備
4月1日から、一般小売対象商品において、消費税を内税形式で表示する総額表示制度が法律で義務付けられた。小売店の準備はかなり大変だったようであるし、商品点数の多いホームセンターなどで追いつかないことがあるようだが、まずは混乱なくスタートしたようだ。
批判の声が高いこの法律、将来の増税の際に痛痒感をなくすためだといわれているが、その見方は正しい。
例えば、ガソリンの販売価格はその半分以上が税金なのだが、その“重税感”を感じている人間はほとんどいないだろう。
だが、一方で、これは“減税”の準備でもある。 かねてから野党などを中心に動きがあるように「食料品非課税」「生活必需品低税率化」をしていけば、同じ店に売っているものでも、商品によって税率が異なることになる。 今回の法改正に「消費者はそんなに馬鹿じゃない」という主張も、税率が複数になってくれば、どうだろうか? 総額いくらになるのか、混乱を招くのは必至である。
今回の消費税総額表示の義務付けは増税の準備と減税の準備を同時に行うものである。
Apr 04, 2004
Writebackでの改行
Writebackプラグインでの返信時には、改行が無効になるという仕様になっています。
ただ、私の文体のスタイルからいって、改行があるほうが好みなので、改良することを決意しました。
いろいろと検索してみると、writebackplusというのがあったが、どうも設置が厄介そうである。現在あるプラグインとの整合をチェックするのも面倒。
bloxというのは、<p>タグを自動挿入してくれるようだが、<br />のほうがよいので、これも今ひとつ。
というわけで、R withさんの StarterKitのwritebackの改行はという記事を参考にしてWritebackプラグインを加工しました。 メール送信しているわけでもないので、当面、これでことは足りそうです。
Apr 03, 2004
プロ野球の衰退
日本のプロ野球が開幕した。
近年、人気の地盤沈下が言われている。原因の一つは大リーグの二軍化にあることは間違いないだろう。すなわち、“憧れ”の対象がプロ野球から大リーグへうつってしまったということだ。
大リーグへの人材流出の防止などもいわれているが、問題はそこではない。
プロ野球が大リーグより“下”だと思われている一方、大リーグが手が届かないほど遠くないということがわかってしまったということである。これを同格までもっていかなくては、根本的な解決はできない。
そのためには、まず、プロ野球が大リーグより下だと自らみなされるような施策を止めるべきである。つまり、外人枠の撤廃、大リーグとのFAによらない移籍・トレード解禁などだ。
というと、資金力のある球団が外人選手を揃えて優勝するのではないかというだろうが、外人選手ばかりがスタメンにならんでいる球団が人気がでるだろうか? プロスポーツの経営で間違えていけないのは、究極的には人気を集めることが目的であり、勝利はそのための手段でしかないということだ。
プロ野球が大リーグよりも“下”であり、“流出”を心配するよりも、互角であるこという立場に転じない限り、衰退はとまらないだろう。
Apr 02, 2004
対決国会のアホらしさ
先日からはじまった国会で、政府提出の年金改革関連法案を巡って激しい対決がはじまった。国民にとって重要な関心事であるから、大変、結構なことだ、といいたいところだが、とてもそんな実情ではない。
民主党は廃案に追い込むなどと息巻いているが、その実、提出する筈だった対案の提出が、党内調整の問題からずれ込み、できずにいるだけだ。“審議拒否も”などという対決姿勢は、対案が提出できるまでの時間稼ぎにすぎないのである。
世の中に完全無欠などということは中々ありえない。
ましてや年金制度ともなれば、全てを100%満足させることはありえない(オイルマネーを還元するブルネイのように税金0、年金たっぷり、にでもできれば別だろうが)。提出された法案をあげつらって短所を指摘するのは容易なことである。
民主党がやっているのは、それでしかない。小泉首相の発言に噛み付いているのも、そこに本当に疑問をもっているのではなく、そこを攻めれば堂々めぐりになりやすく、審議を引き延ばせると思っているからにすぎない。誠に無責任極まりない。
政府提出の年金改革関連法案の内容については、私も不十分であり、とても満足できるものではないと分析している。
それでも、(公明党との選挙協力への期待があるとはいえ)参院選の直前に国民に負担増を求める内容を提出してきたというところは、従来の先送りするだけの内閣とは異なる。そこについては政府自民党を評価すべきだ。
Apr 01, 2004
MOREENTRIESの改良#2
MOREENTRIESの改良(?)で示したやり方では、カテゴリー内でプラグインを利用した時にうまくいかない(TOPでページめくりしたのと同じ結果=他カテゴリのものが混ざる)ということに気づきました(遅いよ)。
というわけで、真面目にソース内容を検証。
どうやら、URLをblosxom::self_url()で渡している時点で既に、絶対パスになっているのだと判明。
そこで、前回のやつはなかったことにして、正規表現で絶対パスを通常のURLに置換する処理を組み込みました。
106行目に下に赤字で示した行を追加しています。
#setup prevlink, nextlink
my $url = blosxom::self_url();
$url =~ s/[&¥?;]_start=¥d+//g;
$url =~ s/[&?;]-¥w+=¥d+//g;
$url =~ s/¥?¥s*$//;
$url =~ s/¥/g¥/s¥/n¥/gsnight//e;
私のページの場合、絶対パスに含まれる“/g/s/n/gsnight”の部分を削除すれば通常のURLになりますので、そういう処理になっています(ソース中では/の前に¥をついているのはお約束)。この部分を書き換えれば他でも動く……多分。
